シンガポールで環境に優しい旅をしよう
アジア

シンガポールで
環境に優しい旅をしよう

国土は小さいながらも繁栄している国、シンガポール。生活のクオリティが高いイメージがあり、スマートな未来都市のようにみえるかもしれませんが、豊かな国であるシンガポールは、自然やサステナビリティといった面でもその地位を確立しつつあります。

近年、環境問題に対する世界の意識の変化を反映して、シンガポールでもエコツーリズムが注目されてきています。その変化はまだ小さなものかもしれませんが、シンガポールの自然環境全体に大きな影響を与えています。今回は、シンガポールのエコツーリズムについて見ていきたいと思います。

シンガポールのエコツーリズム

国土面積が小さいイメージのありますが、シンガポールにはなんと300の国立公園があるのを知っていますか?

シンガポールには28,000種の陸生生物と17,000種の海洋生物が生息しており、40,000種以上の非微生物性生物が集まっていると推定され、シンガポール植物園はユネスコの世界遺産に登録されています。海洋環境も豊かで、サンゴ礁、マングローブ林、海草の草原、岩場などを見ることができます。

そして、2018年には海洋生態系の保全計画「シンガポール・ブルー・プラン 2018」がシンガポールのローカルコミュニティの人々によって作成されました。この計画は、海洋生態系に関する現時点での認識をまとめ、適用されるべき法律を検討したり、この重要な生態系を包括的かつ長期的に管理することを提唱しています。

世界的な海洋拠点のハブになることを目指すシンガポールでは、「環境に配慮した先進的な都市」という評価を維持するためにも、海洋生態系を効果的に管理することが重要なのです。

シンガポールの自然保護の取り組み

シンガポールの自然保護は、他とは一味違っています。2019年に「フレンズ・オブ・ザ・パークス・エンゲージメント」という取り組みが広まり、それぞれの地域の自然を地域の住民が中心となってコミュニティを作り、保全・管理しています。このプロジェクトは、シンガポールで人気が高い「フレンズ・オブ・ウビン・ネットワーク(FUN)」をベースにしており、FUNは2016年1月に開催されたシンガポールの住民が地域の未来や夢を語るセッション、SGFutureの中で実現されました。

都市生態系の改善と管理を目的とした専門組織「シンガポール国立公園局」は、シンガポールの地域コミュニティと協力しながら、国中の公園の質を向上させることに努めています。これから先の5年間で、シンガポール国内に50個以上の公園を共同で作ることを計画しています。

この取り組みでは、シンガポールの地域コミュニティのニーズやライフスタイルに応じた価値ある設備を備えた公園を作ることを目指しており、コミュニティは、計画・設計段階から、建設段階、そして公園の継続的な管理に至るまで関与します。コミュニティの活動場所は、スンゲイ・ブロー湿地帯保護区、ブキッ・ティマの森、ビシャン・アン・モ・キオ公園などの公園や保護区。低木や木を植えて公園づくりを支援しつつ、グループトークや観察作業にフォーカスしながら、野生生物ための生息地の整備方法や生物多様性を学んでいきます。

このプロジェクトでは、旅行者などの地域外からの来場者がボランティアとして参加することも可能!ただし、最低でも4ヶ月以上の長期にわたる活動になります。シンガポールに4カ月以上滞在ができる方は、ぜひチャレンジしてみてください!

シンガポールのユニークなエコツアー

シンガポールでユニークな体験をしてみたい!という人は、滞在中に「動物保護・研究プログラム」をチェックしてみてはいかがでしょうか。このボランティアプログラムは、シンガポールの自然遺産に感謝し、保護・研究・楽しむことを目的とした非営利団体「ネイチャー・ソサエティー・シンガポール(NSS)」によって運営されています。

このプログラムは、マンダイの干潟に仕掛けられた漁網に捕らえられてしまった「カブトガニ」を救うために始まりました。その後、あまり認知度が高くないこの古代海洋生物をより深く理解するために、まずはカブトガニの生息構造に関する基礎的な研究、その後より高度な研究へと発展していきました。なんと「カブトガニ」は、恐竜と同じくらい古い生き物なのです!

ボランティアに参加した旅行者や地元の人々は、4週間のプログラムの中で、カブトガニの全長を測ったり、性別や繁殖状況を見分けたり、マングローブに戻す作業をしたりと、カブトガニの正しい保護の仕方を学びます。

いかがでしたか。シンガポールでは一味違った参加型のエコツアーが豊富にあります。近代的でありながら自然豊かなシンガポールで是非サステナブルな旅行を楽しんできてください!


環境に優しい旅についてもっと知りたいですか?
次の旅のインスピレーションに、忙しい毎日のちょっとした息抜きに。
Ecotourism Worldのニュースレター配信登録はこちら

Leave a Reply

Your email address will not be published.