
旅行しながらリモートワークする
のはサステナブル?
近年、デジタルノマドと呼ばれる場所を問わずPC1台とネット環境があれば働けるフリーランスの雇用が増えています。海外の旅行先では、多くの人がゆっくりと休暇を過ごしますが、デジタルノマドの人々は仕事をします。しかしコロナ禍でリモートワークが増えた最近では、デジタルノマドだけでなく、普通の会社の会社員がオフィスの外で働くことも可能に。ほんの数年前まで、デジタルノマドのように簡単に外出先で作業することは想像もできませんでしたよね。
しかし、移動することで環境にとって悪い影響はないのでしょうか?
今回は、旅行先でのリモートワークが環境に優しいのかどうかを考えてみたいと思います。
旅行しながらリモートワークするのはサステナブル?
残念ながら、デジタルノマドが国から国へ移動してばかりで、1箇所に長く滞在しないというステレオタイプ的イメージは依然としてあります。しかし、リモートで働いているフリーランサーの多くは、スロートラベルを好む人が多く、同じ場所に数週間から数か月滞在することもよくあります。休暇で一時的に訪れているのではなく、言わばそこに住んでいるような感覚です。
インターネットにアクセスできる場所ならどこでも仕事ができるデジタルノマドのフリーランサー。ノート型PC1台あれば、会社へ通勤せずにホテルやカフェで仕事を始めることができるため、毎日移動手段を使う必要がありません。
さらに、デジタルノマドはインターネットを介してコミュニケーションするため、印刷は極力しない人が多いのです。そのため、紙の無駄使いが少なくなります。
海外で働くのも夢じゃない!?リモートワーク用ビザを提供している国
多くの人にとって日常的になったリモートワーク。旅をしながら仕事ができたら素敵だなと思う人も多いはず。日本だけでなく世界中でリモートワーク人口は増えており、リモートワーク用ビザを発給する国も出てきています。
エストニア
デジタル先進国のエストニアは、初めてデジタルノマドのためのビザを導入した国。リモートワークビザの場合、エストニアに滞在する期間に応じて、80から100ユーロの料金を支払う必要があります。高いオプション選択すると、最大1年間エストニアで働くことができます。
ただし、オンラインで申請書に記入してから、日本にあるエストニア大使館に予約を入れる必要があります。そこでは、エストニア国外の会社に雇用されているか、エストニア外に本社を置く会社の自営業者として働いていることを証明する必要があります。さらに、申請する前の6か月間、月額3.500ユーロ以上の所得がある必要があります。
コスタリカ
大自然が人気のコスタリカもリモートワークビザを提供している国の一つ。コスタリカ以外で収入源のある外国人が申請することができます。
ただし、ビザを取得するには、月額5,000USドル以上の収入を証明し、さらに、滞在期間中有効な健康保険に加入する必要があります。ビザは1年間有効で、満了日前に6か月の延長を申請することができます。
エストニアとコスタリカ以外にも、ヨーロッパでは、クロアチアやチェコ共和国もデジタルノマドビザを提供しています。もう少しエキゾチックなところに行きたい!という人は、モーリシャスでもリモートワークビザを申請することができます。
いかがでしたか?
ビザを取って海外でリモートワークするには会社から許可が出ないといけない、などハードルも低くはないかもしれません。しかし、以前よりリモートで働くことがより身近になってきた今日、情報収集しておけば可能になった時すぐに動き出せますね。
世界中で日常になってきているリモートワーク、サステナブルな働き方としても引き続き注目です!
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