ジャングル
エコツアー

ジャングルのすすめ

ジャングルに行ったことありますか。ジャングルの何が起こるかわからない雰囲気。人間がお邪魔している空間という雰囲気。ただの森ではない、もっと鬱蒼とした、あらゆるものがいそうな雰囲気。蒸し蒸しした空気、様々な動物の声、音。自然のBGM。混沌とした空間。そんなジャングルに、エコツアーで訪れてみませんか。

ジャングルはただの森ではありません。国語辞典には、「常緑樹・蔓性 (つるせい) 植物などが絡み合うように密生した森林。一般には熱帯降雨林をいう。密林。」とあるように、鬱蒼とした森という言葉がぴったりです。様々な植生が存在していることもあり、多様な生物が生息していることが多く、熱帯雨林のことをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

厳密にはジャングルと熱帯雨林には若干違いがあり、熱帯雨林は植物生態学上は「熱帯多雨林」と呼ばれ、年間を通して暖かい赤道付近の熱帯地域で、年間2000ミリ以上の降水量がある地域にある森のこと。ジャングルは特に木や植物が密集した「密林」を指しています。ほとんど同じように使われているこの2つの言葉ですが、ジャングルの方が熱帯地域以外の密林も含むことから、より広い意味で使われています。

ジャングルの魅力

ジャングルの魅力は、なんといっても自然のエネルギーを感じられるところ。

地球の縮図、自然界にいるという感覚で、普段の人間社会での生活と全く逆の、動植物たちの世界に足を踏み入れた感覚を感じることができます。また、地球上で大昔から変わらない部分に訪れている、タイムスリップしたような感覚を味わうこともあります。

特に熱帯雨林のムゥっとした暖かい空気と、鳥やサルの鳴き声や植物が風に揺れる音など、五感をフルに刺激され、体中でその空間を感じていると、「生きている」ということをよりリアルに感じられるような気もします。

近くにいる森にも、山にも確かに動植物はいるのですが、全く違うジャングルならではの魅力があります。体感の話になるので、訪れてみないことにはわかりませんね。数時間だけ訪れるのではなく、可能であれば少し滞在することをおすすめします。

ジャングルを訪れる時のポイント

ジャングルを安全に、目一杯満喫するためのポイントをご紹介します。

  1. 現地のローカルレンジャーと回る

これはマストです。現地に精通したレンジャーと一緒に訪れましょう。安全面で必須なのは言うまでもありませんが、それ以外にも、自分では絶対見つけられない珍しい動物や植物がみられる場所を知っているので特別な体験ができる可能性が格段に上がる他、道すがらそのエリアのこと、国のこと、動植物のこと、生態系のことなど様々なことを教えてくれるので非常に勉強になり、自然に対する興味もどんどん増していきます。コスタリカなどでは、レンジャーと一緒でないと足を踏み入れては行けないという保護区もあります。

  1. エコツアーに参加して訪れる

1と関連しますが、現地のエコツアー会社、特にエコツーリズムの認証制度を取得しているツアー会社のエコツアーに参加してそのレンジャーと回りましょう。エコツアーでは、自分だけではできない体験が盛り込まれていることが多いです。例えば、ジャングルの中や周辺で生活する現地コミュニティを訪れたりして、ここで生活するということはどういうことか知ることができたりします。また、エコツアーは、ただの観光ではなく現地のコミュニティに利益を還元したり、参加者が体験から学べるように作られています。せっかくツアーに参加するなら、現地の人々に自分が使ったお金が落ちて、役に立つ方がいいですよね。

  1. ジャングルの入り口の街を散策・滞在する

せっかくジャングルを訪れるのであれば、そのエリアの一番近い街に数泊滞在してみましょう。ジャングルと共に生きる地元の人々がどのように暮らしているか観察してみたり、何より地元の人たちがサステイナブルにジャングルと共生していくためにも大きな観光客向けのお店やレストランではなく、地元のお店でお土産を買ったり、地元のレストランでローカルフードを食べてみましょう。ジャングルの中に滞在できるロッジもあるので、可能であれば泊まってみるのも良い体験。筆者もジャングルのある国立公園内に位置するロッジに滞在したことがありますが、街中に滞在するのとは違う、より身近に大自然を感じることができます。

ジャングルはどこにある?

私たちがまずイメージするような熱帯雨林のジャングルは赤道付近の熱帯エリアにあります。世界的に有名なのはアマゾンの熱帯雨林ですが、なかなか初心者にはハードルが高いですよね。日本から行きやすい海外のジャングルであれば、ボルネオ島やマレーシア本土のタマンネガラ国立公園といった熱帯雨林を含む国立公園や自然保護区、もしくはアクセスしやすいオーストラリアのケアンズにあるデインツリー国立公園がおすすめ。

筆者は個人的に中南米が好きなのですが、中でも雲の中にある熱帯雨林というコスタリカのモンテベルデ自然保護区がおすすめ。標高の高いところにあるため、気温もそこまで高くなく、エコツアーも豊富にあります。同国のマヌエルアントニオ国立公園は海と森、両方を味わうことができます。筆者はこの国立公園の中の宿泊施設に滞在しました。また、海外まで行かなくとも、日本の屋久島などでも訪れることができますね。

今回は、ジャングルに行ったことのない人へ、ざっくりとどんなところか、どのように廻ったら良いかお伝えしてみました。ジャングルってなんとなく「危なさそう、怖そう」と思っていた人も、「ん?意外と貴重な体験ができるところなのかも」と思っていただけたら嬉しいです。是非一度、エコツアーに参加して、自然を全身で体感できるジャングルを探検してみてはいかがでしょうか。

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