旅行における循環型経済、サーキュラーツーリズムとは
サステナビリティ

旅行における循環型経済、サーキュラーツーリズムとは

サーキュラーツーリズムは再生観光とも呼ばれ、世界中で旅行におけるサーキュラーエコノミーの事例があります。環境にやさしいライフスタイルのビジネスモデルであり、旅行先の地域社会にさまざまな形で恩恵をもたらすサーキュラーツーリズム。環境保護との類似点は多いですが、より高いコミットメントが要求されるのがこの旅の特徴です。

サーキュラーツーリズムとサーキュラーエコノミーとは?

循環型経済、別名サーキュラーエコノミーは、一般的に3層の枠組みで成り立っています。汚染や浪費の防止、自然環境の再生、そして素材の再利用という一定のサイクルを維持すること。再生観光とも呼べるサーキュラーツーリズムは、旅行においてこの3つの階層を実践するものです。再生観光が一般的な持続可能な旅行と異なるのは、環境への害を最小限に抑えるだけでなく、積極的に環境を保護し、立ち去る時には到着前の状態より改善することを目指す、というところ。サーキュラーエコノミー(循環型経済)の持続可能性のメリットは、未来の世代が楽しめるように地域の自然を保全すること、地元の伝統や文化を守ること、より安定した経済を生み出すこと、そして地元住民の雇用を増やすことなどです。

再生観光がもたらすメリットはたくさんありますが、よりよく理解するためにもう少し循環型経済の例をいくつか見てみましょう。

  • 地元産の材料を使用する
  • 伐採後に新しい木を植える
  • 新たな目的のために物品を再利用する
  • 最終的なネットゼロに向けて排出量を削減する
  • 使い捨てを避ける


循環型経済の持続可能性がコミュニティ内のすべての人々によって運営されている主なライフスタイル、という地域もあります。こういった循環型経済の取り組みは、時間をかけて徐々に利用されるようになった新しい政策です。

エコツアーズ・プロジェクト

エコツアーズ・プロジェクトは、欧州連合(EU)が共同出資し、複数の国(例えばイタリア、フランス、ハンガリーなど)がパートナーシップを結んだもの。エコツアーを提供することで欧州の循環型経済に関する知識を深め、参加者を増やしています。地元コミュニティを対象に、自然遺産に焦点を当てると同時に、排出量を削減。環境保全にも貢献しています。旅行における循環型経済としては、世界でもトップクラスの事例です。

グローバル・ツーリズム・プラスチック・イニシアチブ

このイニシアチブは、プラスチック汚染の根本原因を突き止めることを目的とした、観光業界で有名な循環型経済の事例。この世界的な問題に取り組むために200以上の組織が協力し、循環型経済の持続可能性において、世界の重要なプレーヤーとなっています。この取り組みを通じて、さまざまな国や観光事業者が多用途プラスチックの使用に賛同し、使い捨てプラスチックのリサイクルに力を入れています。

リップル・アフリカ

リップル・アフリカは、新しい木を植え、生命を育むための取り組み。アフリカ大陸の森林破壊問題を支援することを目指しています。約2,000人の保護パトロール隊員、2,100万本以上の植林、340平方キロメートルの森林保護などを行い、環境保護に尽力しています。


循環型経済の持続可能性にはそれぞれ、その地域の課題の解決に向けて取り組んでいます。大規模に環境を保護し、特定の地域に必要な保護を提供することで、地球は時間をかけて再生することができるのではないでしょうか。循環型経済の旅行における取り組みに興味のある人は、今回ご紹介したグループの活動に参加してみてはいかがでしょうか。

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