
気候変動について
子供たちに教えることができる
アメリカ旅行
旅行が気候変動問題に大きな影響を及ぼしていることを知っていますか?米国環境保護庁によると、運輸・旅行部門からの温室効果ガス(GHG)排出量は、アメリカ国内総排出量の29%以上を占めています。また、運輸部門のGHG排出量は、1990年から2021年の間に他のどの部門よりも増加している。そして今年は、失われた旅行時間を取り戻す家族が増えており、旅行者数も増加しているようです。
もしお子さんと一緒に旅行に行く予定があるのであれば、持続可能な旅をする良い機会。普通の観光旅行ではなく、子供たちが気候変動について学ぶのにも役立つ、持続可能な旅行先を選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、アメリカで子供と一緒に訪れると環境や気候変動について学ぶことができる場所やアクティビティをご紹介します。
1. アラスカでワイルドに冒険をする
保存状態の良い自然環境と現地のフレンドリーな人々が多いアラスカでは、エコツーリズムのロケーションになっています。ご家族が体験したい野生動物や文化の種類に応じて、日帰りのアクティビティがたくさんあります。サーモンやノーザンパイク、アークティックグレイリングを釣りに行ったり、スノーマシンに乗ってジャコウウシ、カリブー、クマ、クジラを自然の生息地で観察することもできます。季節によってできることが違うものの、アラスカでは自然の中でユニークな体験をすることができます。
2. グランドキャニオンでキャンプする
Love Holidaysは、旅行は子供たちの学習意欲を高め、家族の絆を深め、他の人々との交流を促すと言っています。家族の絆を深めるなら、グランドキャニオンでのキャンプがおすすめ。広大な大自然のど真ん中に身を置いて、満天の星空を一緒に眺めてみましょう。地球の大きさを感じられるはずです。
3. カリフォルニアの国立公園を探検する
巨大な古代セコイアの木、花崗岩の崖、象徴的なブライダベイル滝でよく知られているヨセミテ国立公園。また、野生動物がたくさん生息しており、262種以上の野鳥が公園内で見られることは鳥類愛好家にとっては嬉しいかぎり!カリフォルニア州には、環境にやさしいキャンプ場もたくさんあります。オルター・エクスペリエンスでは、中水のリサイクルを実践し、宿泊客には生分解性プラスチックを提供しているので、家族の二酸化炭素排出量を心配せずにハイキングや乗馬、サイクリングなどを楽しむことができます。
4. メソアメリカの太平洋斜面の保護に貢献する
環境保護により積極的に参加したいというお子さんには、パソ・パシフィコのジュニア・レンジャー・プログラムがおすすめ。このプログラムでは、教室での指導と野外フィールドトリップや地域奉仕プロジェクトを組み合わせることで、生態学、生物学、環境価値観を子どもたちに教えています。
また、地元のコミュニティーやパートナー団体と親子でつながり、より多くのことを学ぶことができます。このプログラムは英語で行われるので、言語のハードルはあるものの、生息地の回復と保護にも貢献できる素敵なプログラムです。
5. 世界有数の都市シカゴを訪れる
アメリカ初のグリーンシティの1つであるシカゴは、ビーチや山が苦手な人におすすめの場所。シカゴには、ホテルフェリックスとインターコンチネンタルシカゴがあり、どちらも炭素排出量が正味ゼロであるとしてグリーンシール認定を受けています。
また、シカゴには国内最大の自転車専用道路網があり、シカゴ・シティ・マーケットには毎日新鮮な食材が持ち込まれ、いつも活気に満ちています。そして、シカゴには博物館や美術館がたくさんあるので、子供たちもきっと楽しく文化に触れることができるでしょう。
家族でエコツーリズムを取り入れてみよう
エコツーリズムは、日常の喧騒から離れたいと願う家族に人気。幼いうちから、子供たちに自然を探検し、新しい文化を発見し、環境と地域社会の両方に役立つ活動をするよう促すことができます。家族の中でエコツーリズムを推進することで、大人も子供も一緒に充実した時間を楽しみながら、私たちを取り巻く自然界を保護することを教えることができるのです。これからの旅は、国内でも海外でもサステナブルな旅行を意識してみませんか?
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