グランピングサイト
エコホテル・エコロッジ

美しく、環境にやさしい
世界のグランピングサイト3選

ここ数年で一気に人気の旅行トレンドとなった、グランピング。

従来のキャンプのように設営などの煩わしさはなく、快適で、リゾートのようなサービスが利用できる、高級感のあるキャンプのスタイルです。多くのグランピング施設は、環境に配慮されており、例えば、太陽光発電や、コンポストトイレの設置、さらに農産物の栽培など、環境にダメージを与えないように持続可能な方法が採用されています。

そんな世界のグランピングサイトの中から、美しく、環境にやさしい3つのサイトをご紹介します。

ペーパーバークキャンプ(オーストラリア)

Credit: Paperbark Camp

オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の静かな木立の中にあるペーパーバークキャンプ。サファリスタイルのテントが、地面から離れた形で建てられており、しっかりとプライバシーが保たれています。ビーチに近いため海からの風が感じられ、日光浴がしたい人にもぴったり。キャンプ場の中心には、地元の食材を使った料理が楽しめるダイニングもあります。

ペーパーバークはサステナブルなキャンプ場として注目されており、テント内では太陽光発電が使われ、温水は必要な分だけガスで沸かし、シャワーの水圧が抑えられているため、節水できるようになっています。また、エコツーリズム・オーストラリアにて環境保護への取り組みが認められており、先進的なエコツーリズムサイトとして認定を受けています。

セリドウェンセンター(ウェールズ)

Credit: CeridwenCentre.co.uk – West Wales UK

イギリスのウェールズにあるセリドウェンセンター は、東京ドーム約3.5個分のオーガニック農場にあるラグジュアリーなキャンプ場。この田舎のリトリートでは、ゲルやエコポッド、ジプシーワゴンなど、さまざまな宿泊スタイルが選べます。中でもおすすめなのが、薪で焚くお風呂。パブや、羊毛の博物館も徒歩圏内にあります。週末は、新鮮なオーガニック食材で作られた地元産の食事を楽しむことができます。

気候変動に対する取り組みにも積極的なセリドウェンセンターでは、施設の暖房は、すべて太陽光発電を使用し、食品廃棄物は堆肥化。そして、使い捨て製品ではなく、できる限りリユースできるものを使用しています。ルーラル・ビジネス・アワードより、2013/2014年と2015/2016年のカーマーゼンシャー地方でベスト・サステナブル・ビジネス金賞として表彰されました。

ラウンドザウッズ(イギリス)

Credit: Round the Woods

ノーフォークの田園地帯に位置するグランピングサイト、ラウンドザウッズ。静かな森に囲まれ、完全にリラックスできる別世界のような空間です。素朴なゲル、または伝統的なラウンドハウスを選ぶことができ、大人数でも泊まることができます。東京ドーム1.7個分ほどの自然保護区で、小さな池もあり、多くの野生動物が訪れます。

共有スペースでは、食事を楽しめるピクニックベンチがあり、ゲスト同士で交流できます。また、シャワーは貨物コンテナに設置され、広々していて非常に清潔。とても快適です。

ラウンドザウッズでは、サステナブルな取り組みを行う環境指針があります。例えば、建物は地面にコンクリートを流し込むことなく建てられており、自然に対して足跡を残さないようになっています。また、トイレはコンポスト可能なもののみを採用。食品廃棄物は堆肥化され、畑で使われています。このサステナブルな取り組みが、開業時より評価されており、グリーンツーリズムより金賞を受賞しています。

世界中にあるグランピングサイト。キャンプはちょっとハードルが高いという人もグランピングなら始めやすいかも。

グランピングで、大自然の中での忘れられない体験をしてみませんか。

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