
自然にやさしい行動をして
湿地の魅力に浸ってみよう
地球上で重要且つ壊れやすい生態系を持つ湿地帯。自然とのつながりを求めて、その独特の雰囲気を実際体感したいという人々に、湿地はますます人気が出てきています。
魅惑的な景観と多様な生態系を持つ湿地帯は、自然好きな旅行者に人気の旅先となっています。レクリエーションというだけでなく、湿地保全について学ぶ機会にもなっている湿地でのアクティビティ。しかし、訪問者が増え続ける中、このユニークな生態系を確実に保全するためには、エコツーリズムの原則を取り入れることが不可欠となっています。
地球の生態系の微妙なバランスを維持する上で重要な役割を担っている湿地帯。エコツーリズムを実践することで、旅行者は手つかずの環境を楽しみながら、その保護活動に積極的に参加することができるはずです。
湿地帯への持続可能な旅
自然にやさしい旅を実践するためには、湿地帯を訪れる際に注意した方がいいことがあります。自分のフットプリントを最小限に抑えるためにも、次のポイントを事前にチェックしておきましょう。
– 指定されたトレイルを守る
– 野生生物に近づかない
– ゴミのポイ捨てを避ける
– 環境保護を優先しているサステナブル認証を取得している宿泊施設や現地のツアーオペレーターを選ぶ
– 地元コミュニティと関わり、彼らの伝統的な生態学的知識を学ぶ
エコツーリズムと融合している世界の湿地帯
世界各地の湿地帯を含む保護区や国立公園で、エコツーリズムと自然保護がうまく融合している事例をご紹介します。
エバーグレーズ国立公園(アメリカ)
アメリカのエバーグレーズ国立公園は、エコツーリズムと自然保護が融合している代表的な例。旅行者はガイド付きのエコツアーに参加し、希少種や絶滅危惧種を垣間見るとともに、湿地帯の公園保全の取り組みを学ぶことができます。
カカドゥ国立公園(オーストラリア)
オーストラリアのカカドゥ国立公園は、ノーザン・テリトリーのユニークな湿地の景観を堪能できる場所。複雑に入り組んだ水路を探検したり、固有種の野生動物を観察することができます。
ポヤン湖湿地公園(中国)
中国の鄱陽湖湿地公園は、中国で最も重要な湿地帯のひとつで、何千羽もの鳥が渡り歩く光景を目の当たりにすることができます。
湿地帯を訪れる際エコツーリズムの原則を実践することは、私たち一人一人ができる範囲で湿地の保全に貢献することに繋がります。今度、自然を満喫する旅を計画するときには、湿地を訪れて、自然に配慮しながら湿地の魅力にどっぷり浸かってみてはいかがでしょうか。
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