電気フェリーに乗船して環境にやさしい旅をしよう
サステナビリティ

電気フェリーに乗船して
環境にやさしい旅をしよう

電気フェリーは環境にやさしい交通手段で、ガスや化石燃料を使用する本来のモデルに徐々に取って代わりつつあります。場合によっては、排出量が大幅に少ないハイブリッド船もあり、これらのフェリーはバッテリー駆動であることからグリーン・トランスポーテーション(緑の交通手段)と呼ばれています。バッテリーを動力源とする世界初の電気フェリーを使い始めたのはノルウェー。今では世界中で多くの旅客船が環境にやさしくなる道を切り開いています。

電気フェリーの持続可能性は?

一般的な化石燃料エンジンから環境にやさしい交通機関に移行すると、環境にメリットがあります。バッテリー式エンジンの良いところは、電気フェリーが大気中に放出される温室効果ガスの量を削減すること。さらに、バッテリーを使用することで、エンジンは標準的なものよりもはるかに静かになり、騒音公害のレベルも下がります。エンジンからのCO2がなくなるため、大気の質が向上することは言うまでもありません。

では、世界の電気フェリーの例をいくつか見てみましょう。

バスト・エレクトリック号(ノルウェー、オスロ・フィヨルド横断)

環境に優しい輸送手段として脚光を浴びており、世界最大のオール電化フェリーであるバスト・エレクトリック号(セフィーネ造船所納入)。4.3MWhのバッテリーを搭載し、最大600人の乗客と200台の車を運ぶことができます。2021年に就航したこのフェリーは、排出ガスを75%削減できるそう。

奇福1号(台湾、高雄ー旗津島間)

奇福1号はアジアで初めて就航した電気フェリー(バウムラー製)で、年間800万人もの乗客を運ぶ非常に人気のある航路を運行しています。この環境にやさしいフェリーは、バッテリーのみで動くため、毎年平均25,000リットルの燃料を節約できると推定されています。Eフェリーとして知られるこの船は、毎日15,000人もの乗客を輸送しています。

上記でご紹介した通り、世界のさまざまな地域で電気フェリーが運行しています。では、世界で最も環境にやさしいフェリーはどれなのでしょうか。次にご紹介するフェリーは、なんと液化天然ガス(LNG)、バイオガス、バッテリーで走るハイブリッドモデルで、現時点で世界で最も環境にやさしいフェリーと言われています。

オーロラ・ボトニア(フィンランド、ヴァーサーウメア間)

2021年8月に就航を開始したこの電気フェリーは、ラウマ・マリン・コンストラクションズ社によって建造され、Wasaline社によって運航されています。このフェリーは最大935人の乗客を乗せることができ、20ノットの速度で航行。電気バッテリー、バイオガス、LNGを混合して使用するこのフェリーは、燃料費を40%削減し、CO2排出量を50%削減することが期待されています。


電気フェリーが環境にどのようなメリットをもたらすか、世界ではどんな電気フェリーが活躍しているかお分かりいただけたかと思います。これからの旅では、従来のガソリン式フェリーではなく電気式フェリーを選んで乗船し、環境保全に貢献してみませんか。

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