ヨーロッパに行く時選びたいサステナブルな航空会社
サステナビリティ,  ヨーロッパ

ヨーロッパに行く時選びたい
サステナブルな航空会社

海外旅行に欠かすことのできない飛行機。航空産業が温室効果ガスや世界が直面する環境問題に大きな影響があることは皆さんもご存知の通りです。でも、なるべくサステナブルな移動手段を使いたくても、場所によっては飛行機を利用するしかないところもありますよね。そんな時は、できるだけ持続可能な取り組みに力を入れている航空会社を選びたいところ。というわけで今回は、ヨーロッパに行く時に選びたい、サステナブルな航空会社をご紹介します。

KLMオランダ航空


KLMオランダ航空は、持続可能性という点でヨーロッパをリードしている航空会社。KLMオランダ航空は、よりサステナブルなエアラインになれるよう努力を続けており、環境にやさしくなるための取り組みを行っています。

その一環として行っているのが、持続可能な航空燃料の使用。この燃料は有機資源に由来するもので、化石燃料の代替燃料として使うことができるため、再生不可能なエネルギー源の使用量を減らすことができます。

そして、カーボン・オフセット・プログラムも実施。KLMオランダ航空が選んでいるプロジェクトは森林再生で、現在パナマ、ウガンダ、コロンビアの3つの森林再生プログラムを支援しています。この3つのプロジェクトはすべてゴールド・スタンダード認証を受けている信頼できるプロジェクト。ヨーロッパのサステナブルな航空会社の中でKLMオランダ航空は、利用者がサステナビリティのさまざまな分野に貢献できるように取り組みを行っています。

イージージェット


イージージェットもヨーロッパのサステナブルな取り組みに力を入れているエアライン。航空機を効率的に運用し、燃費の良い新型機に投資し、廃棄物やエネルギー消費を削減することで、CO2排出量の削減に努めています。

現在の二酸化炭素排出量を最小限に抑えるためのたゆまぬ努力、将来の二酸化炭素排出量ゼロを目指すソリューションを積極的に追求するという2つのアプローチに重点を置いているイージージェット。

同社は短期的・長期的な持続可能性の目標を数多く掲げており、2000年以来、乗客1人当たり、1キロメートル当たりの二酸化炭素排出量をすでに1/3に削減しています。彼らの次の目標は、2050年までにネットゼロを達成すること。そのためのロードマップはこちらをご覧ください。

ルフトハンザ・グループ


野心的な気候保護目標を設定しているルフトハンザ・グループ。ヨーロッパの航空会社の中で、2015年のパリ気候協定で概説された目標に沿った科学的根拠に基づくCO₂削減目標を初めて打ち立てました。その詳細な計画はルフトハンザのウェブサイトでチェックすることができます。

2030年までに削減と補償を組み合わせることで、2019年に記録されたレベルと比較してCO₂排出量を半減させることを目標としているルフトハンザ。持続可能な航空燃料やその他の気候保護プロジェクトに貢献する持続可能な旅行オファーのポートフォリオを作成しました。また、ルフトハンザグループでは、利便性のために持続可能性への貢献を含む特別運賃を事前に算出しています。

持続可能な世界の空港について知りたい人はこちらの記事もご覧ください。

今回ご紹介したヨーロッパの航空会社は、空港運営、地上輸送、乗客の行動など、航空旅行のライフサイクル全体を考慮した包括的なアプローチを含む持続可能な取り組みを行っています。

このようなサステナブルな取り組みに本当に力を入れているエアラインを選ぶことで、私たちも地球に対する影響の軽減に貢献することができると言えるでしょう。どうしても飛行機に乗らなければいけない場所に旅をする際は、サステナブルなエアラインを選んでみてはいかがですか?

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