Laos waterfall
アジア

忘れられない想い出になる!
自然溢れる東南アジア旅【大陸編】

東南アジアで広がる
自然を活用したエコツーリズム

日本から近く、年中暖かい東南アジアには旅行に行かれたことがある方が多いと思います。



最近はどの国でも、都心部には大型のショッピングモールが立ち並び、自動車やバイクが行き交っており、どんどん都市化が進んでいると感じる方も多いのでは無いでしょうか。

しかし、東南アジアには豊かな自然があり、今、その自然を活かして保護しながら観光資源として活用する『エコツーリズム』が注目されているのです。

背景には、観光産業の成長により環境が破壊されてきたという負の側面のほか、環境問題への関心の高まり、東南アジアに残された豊かな自然、そしてエコツーリズムがビジネスになることがあります。

観光をすることはどうしても環境に負荷を与えることになるため、ビジネスとしての観光と環境保護は両立しないようにも思うかもしれませんが、エコツーリズムは豊かな自然に触れることで人々の考え方に変化をもたらすことや、環境保護は放置をしておくだけではできないため、旅行客からのお金を資金に自然保護ができるという点で、注目されているのです。

タイ



タイと言えば、東南アジアで最もポピュラーな観光地かもしれませんが、バンコクの外に行ったことはありますか?ビーチはもちろん、タイには多くの自然公園や動物の保護を目的にした施設があります。

例えば、タイ北部にはチェンマイ・エレファント・ネイチャーパーク(Elephant Nature Park)があります。この施設は、間近で象や他の動物を見られる、とても貴重な経験ができるのですが、象の保護を目的としています。施設への入場料が運営費・保護に当てられており、参加者は象の生体や保護についての知識を深められるようになっています。

また、南部の自然公園、カオソック国立公園(Khao Sok National Park)では、熱帯雨林、野生動物、洞窟、深い谷や石灰岩の山があり、水に浮かぶ家やテントで一夜を明かすこともできます。

ベトナム



ベトナムも滝、湖、熱帯雨林、洞窟があり、生物の多様性も豊かです。

例えば、ベトナム北部ハイフォン(Hai Phong)にあるキャット・バ国立公園(Cat Ba National Park)は生物保護区に指定されている群島です。島々には、珊瑚礁のある海、山、美しい洞窟もあります。

また、ベトナム北部にはタムコック・ビックドン(Tam Cốc-Bích Động)という人気の観光地があります。ユネスコの世界遺産の一部でもあり、美しい山々、川、穏やかな田園風景そして明るい青空を楽しむことができます。首都のハノイからは車で2時間程度の距離にあり、ハノイから日帰りツアーで訪れることもできます!

ラオス



ラオスは20の国立保護区があり、今でも新たに生物が発見されることが珍しく無い、多様性にあふれた国です。また、トレッキングも盛んで、旅行者は自転車などでアクティブに自然を楽しむことができます。

例えば、ルアンナムター(Luang Namtha)では、素晴らしい景色と多様性に溢れた環境の中でフレンドリーな村人と交流したり、ナムタ川(Namtha River)でラフティングを楽しんだり、キャンプを楽しむことができます。

カンボジア



首都プノンペンから車で2時間ほどのチョンボック町では、森林の保全や地域住民の生活向上を目的としたコミュニティ密着型エコツーリズムを2003年から行なっており、国際機関からも「優良事例」として認められています。

この保護区を訪れると、滝などの豊かな自然に触れることができ、手工芸体験や牛舎のり体験、ホームステイなどの伝統的な生活を体験することができます。

また、カンボジアにも北部に象の保護を行なっているNGOのモンドルキリプロジェクト(Monbulkiri Project)があります。

ミャンマー



ミャンマーも近年、国家戦略としてエコツーリズム に積極的に取り組んでいる国の一つ。ミャンマー・ヒマラヤ山脈へのトレッキングや、多民族国家であることを生かして新年行事体験など文化体験ツアーもありますが、少し特徴的なエコツアーとしては植林ツアーがあります。

なぜ、植林なのでしょうか?

ミャンマーのバガン周辺は4000近くの仏塔や寺院が建設され、観光名所として賑わう素敵な場所です。しかし、これらを建てるレンガを焼いたり、エネルギー資源として使ったりするために森林を伐採したことで乾燥地になってしまった場所でもあります。そのため、植林活動を地域の人々と一緒に行うことを中心にしたツアーがあるのだとか。

筆者もミャンマーに行ったことがありますが、少しシャイで面倒見がよく、とても優しいミャンマーの人々と豊かな自然がとても心に残りました。そんな素敵な自然を守り・育てる活動に地元住民の方と一緒に取り組めるのはすごく魅力的ですよね!

忘れられない想い出を作る旅に出かけましょう

今回紹介できたのはほんの一部ですが、東南アジアには今、豊富な自然を活かしたたくさんのエコツーリズムが実施されています。日常を忘れ、大自然の中で身も心もリフレッシュしたり、異文化に触れて日常では感じられない刺激を感じたりできる東南アジア旅行、次の長期休暇にあなたも行ってみませんか?

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【Sayaka】
趣味は旅行や読書。タイへの留学やフィリピンでのボランティアを経験し、東南アジアへの関心が高い。旅の中でオーバーツーリズムを実感することがあり、エコツーリズムに興味を持つ。日々学びながら情報発信中。