自然に配慮!「跡を残さないキャンプ」の7つの原則
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自然に配慮!
「跡を残さないキャンプ」の7つの原則

1960年代に米国農務省森林局によって考案されたのが、「Leave No Trace(跡を残さない)」7原則。この原則には、前もって計画を立て準備する、地面が丈夫な場所でキャンプをする、廃棄物を適切に処理する、といったどこかで聞いたことがある内容だけでなく、拾ったものは残す、焚き火の影響を最小限に抑える、野生動物を尊重する、他人を思いやる、というような内容も含まれています。こういったことをただ「知っている」ことと「実践する」ことは、まったく別もの。今回は、この原則をキャンプで実践するために応用してご紹介します。

サステナブルなキャンプについてもっと知りたい人は、大自然と共生!サステナブルにキャンプしようもご覧ください。

次回のキャンプに役立つ「跡を残さないキャンプ」の7原則、早速見てみましょう!

跡を残さないキャンプの7つの原則

1. 前もって計画し、準備する

「跡を残さないキャンプ」では、前もって計画を立て、準備をすることが重要です。計画がいい加減だと、テント張りや焚き火、さらには使い捨てプラスチックの使用など、環境に害を与えることになりかねません。十分な準備があれば、痕跡を残さない可能性が高くなり、前もって計画を立てることで無駄を省くことができます。例えば、旅行前に食料を準備すれば、食品包装のゴミを減らすことができます。また、エコキャンプには再利用可能な食器や食べられる食器を持っていくとよいでしょう。詳しくは、ゴミを減らそう!食べられるエコ食器をご覧ください。

跡を残さないキャンプでは、次のような事前準備をすることを推奨しています。

  • その地域の規制を知る 
  • 天候、危険、緊急事態のための準備 
  • 混んでいる時期を避けて旅行を計画する 
  • 少人数で訪問する 
  • 廃棄物を最小限にするため、品物を再梱包する 
  • マーキングなどをしなくて良いように 地図とコンパスを使用する

2. 耐久性のある地面でのキャンプ 

跡を残さないキャンプをする際は、キャンプ用に指定されたエリアのみ使用することが推奨されています。自然の中に入る時は指定されたトレイルを歩く、ということも環境への影響を軽減するために非常に重要なこと。エコキャンプでは、テントパッドを使用することで、耐久性のある地面を確保することもできます。

跡を残さないキャンプのガイドラインでは、乾いた草、岩、砂利、雪を耐久性のある地面と定義しています。バックカントリーやキャンプでは、草木をある程度取り除いた平らな地面にテントを張るのが理想的。キャンプをするエリアはなるべく小さくして、自然への影響を少なくしましょう。 

3. 廃棄物は適切に処理する 

ゴミを適切に処理することは、リサイクル可能なものであれ、犬の糞であれ、Leave No Traceの非常に重要な原則です。 Leave No Traceキャンプでは、キャンプ場のゴミ箱を利用するか、自分で出したゴミは持ち帰るかのどちらかです。キャンプ場で処分するゴミの量を制限することは、ゴミが自然の中で終わってしまわないようにするために役立ちます。

4. 拾ったものはそのままに

自然の中で素敵なものを見つけたら、旅の思い出として持ち帰りたいと思ってしまいますよね。キャンプ場の石や葉っぱ、野草を持ち帰るのは罪がないように思えるかもしれませんが、自然環境に影響を与えることになります。もし、多くの人が自然の一部を持ち帰ったら、豊かな自然が壊されることになります。「とるのは写真だけ、残すのは足跡だけ」というフレーズがあります。跡を残さないキャンプでは、見つけたものはそのままの状態で残し、写真だけを撮るようにしましょう。

跡を残さないキャンプでは、次のポイントを提案しています。 

  • 岩や植物、その他の自然物を見つけた時のままにしておくこと
  • 外来種を持ち込んだり、持ち運んだりしないこと

5. 焚き火の影響を最小限に抑える 

キャンプの楽しみといえば焚き火。焚き火を囲んで過ごす時間はリラックスできてとても良いのですが、環境に悪い影響を与えることもあります。焚き火をする際は、キャンプサイトの指定された焚き火台のみを使用するようにしましょう。キャンプサイトではない場所でのキャンプやバックカントリーキャンプの場合は、自分で焚き火台を作らないようにしましょう。焚き火のための薪を集めるときは、そのキャンプ場が薪集めを許可しているかどうか確認してください。焚き火が終わったら、薪や炭を全て燃やして灰にし、焚き火が完全に消えたことをしっかりと確認しましょう。

6. 野生生物を尊重する 

自然の中に入るということは、私たちがその土地の野生動物の家に訪問しているようなもの。跡を残さないキャンプでは、野生生物を私たちを迎え入れてくれているホストとして尊重しましょう。野生動物を見つけた場合は、遠くから観察するだけに留めること。決して餌を与えたり、近づいたりしないようにしましょう。また、跡を残さないキャンプでは水源を汚さないことを推奨しています。もし水源を汚染してしまうと、その地域の野生動物にさらに大きな影響を与えてしまうことになります。食料は匂いがして野生動物が近づいてきてしまうため、密閉できる容器に安全に保管するようにしましょう。また、繁殖期や巣作り、子育て中の動物にスペースを与えるために、そういったエリアには近づかないことも重要です。

7. 他の人に配慮する 

他の人に配慮するとは、他の人が自然の景色、音、匂いを楽しめるようにすることを意味します。エコキャンプでは、音楽を鳴らしたり、キャンプファイヤーで騒いだりせず、自然の音に身を任せましょう。トレイルやキャンプ場でゴミを見かけたら、拾って適切に処分してください。跡を残さないキャンプでは、周辺への影響を少なくするために、トレイルや他のビジターから離れた場所でキャンプをすることを推奨しています。

周囲の自然に配慮したサステナブルな「跡を残さないキャンプ」。
次のキャンプはこの原則を元に計画してみてはいかがでしょうか。

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