
ウミガメの産卵シーズンと注意点
ウミガメの産卵期は、ウミガメが巣を作り、卵を産み、赤ちゃんをこの世に送り出す時期。毎年5月から10月にかけて行われるこの時期に、何に注意すべきかを知ることで、私たちもウミガメの力になることができます。
なぜウミガメの保護が必要なの?
ウミガメの保護活動をしなければ、ウミガメに危害が加えられたり、ウミガメの営巣パターンが乱れたり、すでに絶滅の危機に瀕しているウミガメの全体数が危険にさらされたりする可能性があります。
ウミガメの産卵シーズンに私たちができること
最初のステップは、ウミガメの産卵の兆候を知ること。砂浜の痕跡とウミガメの卵を見つけたら、それはどちらもその砂浜に巣があることを示しています。旅行者として、ウミガメの産卵シーズン中にウミガメが無事に赤ちゃんを産むことができるよう、ウミガメの安全を守るために何ができるかを知っておくことも大切です。
ウミガメの保護に役立つ、私たちが守るべきルールは、例えば「産卵が行われているビーチでライトを照らさない」、「ゴミを散らかさない」、「ペットはすべて鎖につなぐ」などが挙げられます。
また、乱れた巣や問題に遭遇したウミガメを見つけた場合は、どのようなプログラムがあり、誰に連絡すればよいかを知っておくことも役立ちます。例えば、ウミガメが産卵に来ることで有名なアメリカのフロリダであれば、FWCに連絡してみましょう。
アメリカ・フロリダ州のFWC
FWCは非営利団体で、野生動物の違反行為を報告し、必要な場合には動物に助けを求めることができる場所。荒らされたウミガメの営巣地を見つけたら、FWCのホットライン番号に連絡しましょう。
上記はフロリダの例ですが、フロリダだけがウミガメへの支援を行っているわけではありません。ほとんどの旅行先で同様の野生動物ホットラインが用意されているので、旅行先の野生動物保護団体について調べてみましょう。
また、世界にはウミガメのための慈善活動や保護活動を行っている団体がたくさんあります。
モルディブ、ナイファルのGoEco
海洋生物学者とともにウミガメの保護プロジェクトを行っている、モルディブのナイファルにあるGoEco。このプロジェクトをサポートしたい場合は、こちらから応募できます。
SWOT(State of the World’s Sea Turtles)
SWOTは世界中のウミガメを救うために、一般の人々の協力を必要としている国際的な保護活動家チーム。SWOTのコミュニティに参加し、私たちにもできることを知りたい人は、こちらのサイトをチェックしてみましょう。
ウミガメ保護のためのさまざまなプロジェクトは、世界中にあります。私たちも参加することができるものも多いので、ウミガメを救いたい!という人は是非チェックしてみてください。
ウミガメの巣があるビーチを訪れた際は、訪問中にビーチが旅行者にオープンしているかどうかを必ず確認し、オープンしている場合はウミガメの営巣地の標識に注意する必要があります。ウミガメが安心して産卵できるように、私たちもできることをしてみませんか。
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