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アジア,  エコツアー

人生観が変わるかも?
インド旅行でエコツアーがおすすめな理由

インドというと映画や食の面では親しみを持ち、気になる国と感じつつも、安全面などから観光するには少し難しい国だと感じている方も多いかもしれません。もちろん治安面で気をつけなければならないことはありますが、「インドに行くと人生観が変わる」と言われるくらい、宗教や気候が日本とは大きく異なるからこそ価値観を変えたり、考え方を広げたりするきっかけになる国なのです。

例えば、ヒンドゥー教の教えにより牛は神聖な生き物だと考えられているため、街は牛だらけ。他にも犬や猿、リスがいたり、陽気に話しかけてくる人も多かったりするので、びっくりするかもしれませんが、インド以外ではなかなか経験できないですよね。

観光スポットとしては、世界遺産のタージ・マハルが有名ですが、それ以外にもハワー・マハル(風の宮殿)という王宮の女性が姿を隠して街の様子を見るために建てられた建物など歴史やインドの文化に触れられる場所もあります。ハージ・マハルは小窓から風が循環するように工夫されており、自然の力で室内を涼しく保てるようになっています。


インドの特徴

インドは2020年現在、中国に次いで世界で2番目に人口の多い国で、インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族など複数の民族が暮らす国です。公用語はヒンディー語ですが、公認されている州の言語は21言語と多民族・多言語の国です。

気候は大きく分けると暑季(4、5月)、雨季(6〜10月)、乾期(11月〜3月)に分けられます。乾期の時期は雨がほとんど降らず、気温も適温であるため、観光におすすめの時期です。

しかし、地域によって大きく気候が異なり、首都であるニューデリーを含む北部は乾期の時期、最低気温が氷点下を記録する日もあります。行く時期・行く場所によっては、気候的に非常に過酷な状況になりますので、事前リサーチと準備が必須です。

そんなインドは近年、エコツーリズムに力を入れており、エコツアーを通じて社会問題の解決をすることに取り組んでいます。

エコツアーとは、自然環境や歴史文化など、固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値が理解され、保全につながることを目指す旅行のこと。(詳しくは「エコツアーとは?」参照)

実は、インドだからこそ、参加する価値のあるエコツアーがたくさんあります。

早速なぜおすすめなのか、見てみましょう!


インド旅行でエコツアーがおすすめな理由


子供たちに教育を提供できる

ウッタラーカンド(Uttarakhand)州は2013年に壊滅的な洪水の被害に遭い、標高が高い地域にある村では近年都市への人口流出が起きていました。そんな中、グリーン・ピープルバクリチャップ・ナチュラル・ヒマラヤンという団体により100を超えるホームステイ事業が開発され、農業の活性化が行われたことで、ホームステイができるエコツアースポットとなりました。このエコツアーにより地域の村の子供達にコンピューター教育が提供されているので、ホームステイなど貴重な経験をすることで間接的に未来の子供達への教育支援ができます。


女性のエンパワーメントにつながる

インディアン・レスポンシブル・ツーリズム・アワード2019で金賞を受賞したヒマラヤン・エコツーリズムは、エコツアーとしてヒマラヤ国立公園とその周辺でのトレッキングやキャンプなどを提供していますが、エコツアーを運営することで、女性のエンパワーメントや環境問題に取り組んでいます。女性が経済的に自立できるよう就業トレーニングを行なったり、植林をしたりすることにエコツアーの利益を活用しています。

ヒマラヤ国立公園周辺のエコツアー

・トレッキング(短い2日のトレッキングから1週間以上のものまで)

・釣りや渓流下り

・ロッククライミング

・星空鑑賞


動植物の保護と雇用につながる

インドには数多くの国立公園があり、絶滅危惧種の生き物が生息している場所も多数。例えば、エラビクラム国立公園(Eravikulam National Park)にはニルギリタール(Nilgiri Tahr)というウシ科の動物などが生息しており、バンダフガー国立公園(Bandhavgarh National Park)は世界的に有名なトラの保護区になっています。

エコツーリズムと動物の保護を両立することには難しさもあり、観光客が増えすぎたことで一時的に保護区でのトラ観光を中止するよう裁判所の命令が下ったこともありますが、国全体で関心を持って保護と観光のバランスがとれるよう努力しています。

野生の生息地を守り、エコツアーで旅行者のトラへの関心を高め、地元の人の雇用を生み出すという多方面へのメリットが実現するよう、旅行者としても現地の状況に気を遣いたいですね。

エコツアー情報:
エラビクラム国立公園
インド ケララ観光局

宿泊先情報:
バンダフガー・ジャングルロッジ


インド旅行で気をつけたいこと

他では見られない野生動物を見たり、ホームステイで文化に触れたり、様々なアクティビティにチャレンジすることができるインド旅行ですが、やはり、安全面だけは細心の注意を払いましょう。

  1. 暗くなったら出歩かない
  2. 人が少ない場所を避ける
  3. 公共のトイレは避ける

不衛生かつ女性を狙った犯罪が起きています

  1. フレンドリーな人に注意する

詐欺の可能性があり、一緒に食事をすると睡眠薬を入れられる可能性があるので、警戒しましょう

  1. 露出を避けた服装にする

犯罪を避けることだけでなく文化としても脚を出すことはよしとされていないので、女性はロングスカートなどを着用しましょう


インドでエコツアーに参加してみませんか?

気候や文化が日本と全く異なるインドに行くと、よく人生観が変わると言われます。文化が異なるからこそ気をつけなければならないことは多いですが、エコツアーに参加すれば、さらに奥深いインドに触れることができるはず!

一度きりの人生、一生に一度インドに行ってみるのはいかがでしょうか。


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【Sayaka】
趣味は旅行や読書。タイへの留学やフィリピンでのボランティアを経験し、東南アジアへの関心が高い。旅の中でオーバーツーリズムを実感することがあり、エコツーリズムに興味を持つ。日々学びながら情報発信中。