事前予約が必要な世界の国立公園
自然保護

事前予約が必要な世界の国立公園

今、世界では事前予約が必要な国立公園が増えているのを知っていますか?オーバーツーリズムが問題になっている地域が多く、一度に多くの人が訪れるのを防ぎ自然への負の影響を抑えるために、政府や国立公園関係者は公園全体の環境を保護するための対策を講じているのです。よく実施されている対策には、時間指定の入場券の発行や、1日の入場者数制限などがあります。制度的に入場者数を制限・管理することで現地への影響が緩和され、また予約際に入場料を徴収しているところは、その資金を自然保護に活用しています。

では、早速事前予約が必要な世界の国立公園を見てみましょう。

漢拏山国立公園 – 韓国(無料)


漢拏山国立公園は、入山者数を制限しており、閉山までに入山が完了することを保証するため、1日500人までの事前予約が義務付けられています。また漢拏山国立公園は、入山時間から30分以内に入山しなければ入山できない時間制を採用しています。アメリカでも色々な博物館が混雑を避けるために時間制入場を採用していますが、敷地内に入れる正確な人数を指定していないところも多いようです。

アーチーズ国立公園 – アメリカ(車1台につき15ドルまたは30ドル)


アーチーズ国立公園は時間制限のある有名な国立公園ですが、時間制限を設けている理由があります。それは、訪問者が過密状態になるのを防ぎ、特に夏の間は暑くて不快な天候の中でも、パークレンジャーと訪問者の比率を管理できるようにするため。こうすることで、訪問者の安全を確保しつつ、一人一人がゆっくり大自然を堪能することができるというわけです。

ロッキー山脈国立公園 – アメリカ(車1台につき15ドルまたは30ドル)


時間指定入園が記載されている他の国立公園とは異なり、ロッキー山脈国立公園では特定のエリアのみの時間枠予約が可能です。つまり、事前計画なしで公園自体には入ることができるけれども、チケットなしでは立ち入り禁止の場所(例えばベアレイク・コリドー)もあるということ。これにより、多くの人が公園を訪れることができる状態でありながら、混雑しやすい場所で人が多くなりすぎることを防ぐことができ、誰もがゆっくり観光を楽しむことができるのです。

ファンディ国立公園 – カナダ ($9 – $35 CAD)


カナダの国立公園といえば、そのほとんどが有料入場券を購入した上での予約制。ファンディ国立公園も同じ条件であり、公園職員が訪問者数を把握するためだけでなく、入場料を公園の管理に回すためでもあります。予約が必要な国立公園ではありますが、時間指定入場ではないので、開園している時間ならいつでも訪れることができます。

このように、国立公園の予約制度は、一度に多くの訪問者が公園内に入らないようにするためで、オーバーツーリズムによる悪影響を防ぐのに役立っています。このような環境にやさしい制度は国立公園のために設けられているもの。最近では予約制の国立公園が世界中で増えているため、突然行って入れない!という事態にならないためにも、事前に行きたいと思った国立公園が予約が必要な場所なのかどうか必ずチェックしてから予定を立ててスムーズに大自然を楽しみましょう!

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