2023年山火事後のマウイ島と観光の回復
北アメリカ

2023年山火事後のマウイ島と観光の回復

魅惑的な自然の美しさと豊かなハワイの文化をゆっくり堪能できるマウイ島は、ゆっくりと休暇を満喫したい旅人の憧れの地でした。しかし、2023年に発生した壊滅的な大火災は、マウイ島の観光に爪痕を残すことに。逆境の中、マウイ島は復活を遂げつつあり、自然の素晴らしさを守りながら、訪れる人に忘れられないマウイでの休暇を提供するため、持続可能性に改めて重点を置いています。

マウイ島の観光

景気動向や自然災害など様々な要因に影響され、実は長年にわたり変動を経験してきたマウイ島の観光産業。2023年8月に島の一部を襲った火災は、島の自然環境に直接的な被害をもたらしただけでなく、マウイ島の観光業にも深刻な影響を及ぼしました。この火災は、100人以上の命を奪い、歴史的な町ラハイナをも壊滅させた、アメリカでは過去100年以上で最悪の山火事だと言われています。安全性や環境悪化への懸念から訪れる旅行者は減少し、観光に依存していたビジネスやコミュニティにも大きな影響がありました。しかし、マウイ島の人々の回復力と復興に向けた協調的な努力は、明るい未来への光をもたらしています。

マウイ島の持続可能な取り組み


ハワイには、海と陸の環境とその貴重な資源を保護するための数多くのスチュワードシップ・イニシアチブがあります。

  • モロキニ周辺海域を代表とする、海中公園のような海洋生物保護地区。その一例として、モロキニ諸島海洋生物保護地区(マウイ島南西沖約3マイルのアララケイキ海峡)がある。
  • 漁業管理区域は海洋資源の採取に制限を課し、漁業補充区域は枯渇した魚類資源の回復に努めている。
  • 重要な沿岸生態系を保護するための河口および流域保護区の設定。
  •  土壌・水質保全地区プログラム:自然資源、特に土壌と水の保全を目的とした全国的な取り組みの一環。
  •  マラマ・ハワイ・プログラム:森林再生プロジェクトや植樹から、自主的なビーチクリーンアップやハワイアンキルトのセッションまで、業界パートナーや地域団体がユニークなボランティアの機会を提供する取り組み。

さらに、民間企業の間でも持続可能性の重要性が認識されつつあり、責任ある観光へのコミットメントを示すために、多くの現地企業が国や地域の認証を求めています。例えばマウイ・グリーン・ビジネス・プログラムは、マウイ島の環境に配慮したビジネスに焦点を当て、支援する、称賛に値する取り組みです。

マウイ島旅行でおすすめのエコツアー


シュノーケリングとダイビング

モロキニクレーターへのシュノーケリングとダイビングツアーは、ハワイの大自然に興味がある人におすすめ。サンゴ礁保全の重要性を学びながら、生き生きとした色とりどりの海洋生物を観察することができます。これらのツアーに組み込まれている教育的な取り組みは、持続可能な行動や考え方についての意識を高め、旅行者に海洋環境保全に貢献するきっかけを与えてくれます。

ツアー会社のプライド・オブ・マウイ(Pride of Maui)は、「プライド・オブ・マウイ・コーラルリーフ・イニシアチブ(Pride of Maui Coral Reef Initiative)」を立ち上げ、溶接工、グラスファイバー工、小型ボート、マーケティング・リソース、燃料、乗組員などのリソースを寄付し、海洋保護コミュニティを支援しています。ツアーの予約や環境への取り組みについての詳細は、ウェブサイトをご覧ください。Maui Eco Toursも要チェック!

ハイキング

ハイキング愛好家におすすめなのが、ワイヘエ・リッジ・トレイルハレアカラ国立公園などのトレイルで、マウイの絶景を眺めながら自然の中を散策すること。パノラマビューを楽しみながら、マウイの自然遺産への理解を深めることができます。ガイド付きハイキングでは、環境保護に関するディスカッションが行われることも多く、マウイ島の生態系保護に積極的に貢献したくなるという参加者も多いようです。ハイク・マウイ(Hike Maui)やハレワイ・エコ・ツアーズ(Halewai Eco Tours)などの会社をチェックしてみましょう。


マウイ島の観光が復興への道を歩む中、未来を形作る指針として、「持続可能性」に重きが置かれています。環境にやさしい慣行を取り入れ、自然とのより深いつながりを育むことで、マウイ島は私たちに単なる旅行以上のものを体験させてくれます。それは、自然環境や地域社会にプラスの影響を与える有意義な体験。今マウイ島に旅行を計画している人も、マウイ島旅行を夢見ている人も、その美しさを何世代にもわたって守っていく力になってみませんか。

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