
英語で学ぶ!
世界の子供向け環境教育プログラム
環境への関心が高まるにつれ、世界中で子供向けの環境教育プログラムが注目されてきています。地球規模の課題である環境問題。将来を担う子供達には、学校でももっと真剣に環境教育を行うべき始めるべきですが、多くの国ではまだ十分に行われていないのが現状です。
地球の運命は彼らの手に委ねられるのですから、若いうちから環境教育を行うことは非常に重要ですよね。環境教育のプログラムの背景にあるのは、若者たちがエコロジカル・マインドを身につけること。今日の環境問題に対峙していくためには、積極的な姿勢と持続可能性への強いコミットメントが必要です。
というわけで今回は、子供たちが実際に体験できる環境教育プログラムをご紹介します。
世界の環境教育プログラム
ここ数年、子供たちが自分の周りの世界とつながりを持つきっかけとなるような環境教育プログラムが世界各地で出てきています。グローバルな視野や体験も身に付く上、少しレベルは高いかもしれませんが英語の勉強にもなりますね。
ネイチャーブリッジ
ネイチャーブリッジは、子供向けの体験型環境教育プログラム。青少年が教室を飛び出して、アメリカの国立公園を訪れる宿泊型の環境科学プログラムを提供しています。ヨセミテ国立公園(カリフォルニア州)、オリンピック国立公園(ワシントン州)、プリンスウィリアムフォレスト(ワシントンD.C.)で開催される環境教育プログラムです。
何日もかけて自然の中に身を置き、生活し、身をもって学んでゆくこのプログラム。経験豊富な教育者が指導する少人数制のグループ形式です。生徒たちは、科学的原理を実際の自然から直接学び、生態系を探求し、クラスメートと協力し、学んだことをリアルタイムで応用することで、アウトドアの楽しさを発見しています。
パソ・パシフィコ
パソ・パシフィコは、中米を拠点としている青少年のための環境教育プログラム。地球環境が悪化の一途をたどる中、パソ・パシフィコは青少年の環境教育プログラムがこれまで以上に重要であると考えています。地球温暖化、森林破壊、種の絶滅、気候変動など、地球規模の重大な問題についても学ぶことができます。
8歳から13歳の子供たちを対象に、ジュニア・レンジャー環境教育プログラムを提供しているパソ・パシフィコ。環境プログラムでは、教室での指導、体験型のフィールドトリップ、コミュニティサービスプロジェクトを通じて、環境市民としての原則を学びます。放課後や週末には、ウミガメや絶滅危惧種のサル、プラスチック汚染、マングローブなど、中米の環境について学び、実際に体験することができます。
オンライン環境教育プログラム
子供たちが自分の周りの環境をよりよく理解できるようにするための、素晴らしい環境教育サイトがたくさんあります。オンラインで受講できるので日本にいながら参加することができて便利ですよね。今回は、たくさんあるサイトの中からおすすめサイトをご紹介します。
国立環境衛生科学研究所(NIEHS)
国立環境衛生科学研究所(NIEHS)は、環境教育に焦点を当てた、子供向けの情報を提供しています。このウェブサイトには、地球で何が起きているのか、どうすればそれを解決できるのかを子供たちがより理解できるように、環境に関する資料がたくさん掲載されています。
気候変動に反対する子供たち(Kids Againist Climate Change)
Kids Against Climate Changeのウェブサイトでは、子供と大人両方に向けたさまざまな情報をチェックすることができます。子供たちが環境を違った角度から見られるように促す読み物やエクササイズも。
環境教育のためのアプリ
子供たちが環境教育に親しむためのアプリはたくさんありますが、その中でも代表的なものはこちら。
子供のための環境教育プログラムは、子供たちが暮らしていく地球の未来に役立ちます。実際に体験するものでも、アプリを使った環境教育でも、若い頃から環境について学ぶことで、地球で起こっている壮大な問題を自分ごととして捉え、自分の頭でどうすれば良いか考える力を養います。環境教育プログラムについては「グローバルな環境で自然を学ぶ!子供向け環境教育プログラム」の記事もご覧ください。
環境に優しい旅についてもっと知りたいですか?
次の旅のインスピレーションに、忙しい毎日のちょっとした息抜きに。
Ecotourism Worldのニュースレター配信登録はこちら。

