
環境にも優しい!
三密を避けて旅をする「ずらし旅」
Go toキャンペーンもあって、この秋国内旅行に出かける人が増えているようです。しかしまだコロナ禍でもある昨今、旅行は楽しみたい、でも感染予防対策はしっかりしたいというのが本音ではないでしょうか。感染予防ということであれば、三密にならない状況を常に保つ必要がありますよね。今回は最近話題の「ずらし旅」について取り上げてみたいと思います。
コロナ禍で話題になっている「ずらし旅」。JR東海のTVCMで言葉を聞いた方も多いと思います。
この「ずらし旅」、三密にならないための方法として注目されているんです。
ずらし旅とは
密閉、密集、密室の三密はそもそも、多くの人が1箇所に集まると起こりやすいですよね。ずらし旅とは、なるべく他の人がする行動と少しずらしてみる、という旅です。定番の旅をするのではなく、旅行をする時期をずらす、旅行をするデスティネーションをずらす、訪問する時間をずらす、ということですね。
ずらし旅のメリット
この、コロナ禍ならではにも思えるずらし旅ですが、実は他にもいろいろとメリットがあります。
・三密を避けられる
まず今一番気になる三密を避けられること。人が少ない時期・場所・時間帯を選んで敢えて行くわけですから、密にならない状況を自分で選ぶということですね。逆の状況を考えてみるとわかりやすいかもしれません。例えば、定番旅行。誰もが行きたいと思う人気の観光スポットに、みんながお休みの連休に、朝ごはんも食べ終わってちょうどいい時間帯に行ったらどんな状況でしょうか。きっと人がいっぱいで混雑していますね。何も考えずに旅行を計画すると、まんまとハマってしまいそうなので、事前にずらし旅計画を立てて三密を避けましょう。
・より空いていて快適
人が多く密になりやすい時期・場所・時間帯に行かないということは、人が少なくて快適ということです。渋滞に巻き込まれ、絶景スポットで写真を撮るのも一苦労、売店には行列、では無駄に疲れて旅を楽しみも半減してしまいます。
・金額が安い
やはり多くの人が集中する時期・場所は宿泊費用も高くなりがち。できるだけ平日を絡ませて旅行したり、人気観光地ではない田舎に行くだけで、滞在費用もグッとおさえられるかもしれません。
・他の人と違う体験ができる
人気の観光地は行ったことがある人が多いですよね。人気ということは、行きたいと思う人も多いので不思議ではありません。そこで敢えてまだ知られていない場所に旅をすることで、他の人とは違う体験ができます。友人におすすめの穴場として教えてあげられるかもしれませんし、SNSで映える写真を撮ってみんなにここどこ?と聞かれるかもしれません。ちょっと鼻高々です。
ずらし旅はサステイナブル
コロナ禍がきっかけとなって話題になっている「ずらし旅」ですが、実はとっても環境に優しいのです。人が1箇所・一時期に集まらないので、環境負荷が小さくなります。
少し前にインバウンドが盛んだった頃、「オーバーツーリズム」という言葉を聞きませんでしたか?オーバーツーリズムは観光地にそのキャパシティ以上の人が押し寄せてしまい、地元にいろいろな弊害を生み出すこと。ずらし旅はその反対だと考えてみてください。地元の経済も潤い、環境にも負荷がかからない、ずらし旅は実はエコでもあるんです。コロナをきっかけに、多くの人にずらし旅の良さを知ってもらいたいと思います。
コロナ禍だからといって、家にいるのも良いですが、できる限りの対策をした上で旅をするのもローカル経済を助け、この1年溜まっていたストレスを発散しリフレッシュするのも良いのではないでしょうか。
みんなが連休・週末のとき以外に休みを取るのは難しい!という人は確かにいるかもしれません。でも、みんながなかなか行かない定番以外のスポットを探したり、時間帯を少しずらして早起きして訪れてみることはできるはず。
ずらし旅をして、環境にも優しく旅してみませんか?
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次の旅のインスピレーションに、忙しい毎日のちょっとした息抜きに。
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