ラクダツアーは持続可能な観光アクティビティ?
サステナブルなアクティビティ,  野生動物保護

ラクダツアーは
持続可能な観光アクティビティ?

世界のさまざまな場所で、人間は動物に乗っています。乗馬という言葉があるように、まず思いつくのは馬かもしれませんね。他にも人間が移動手段や観光アクティビティで乗ることがある動物がいます。そのひとつが、ラクダ。特に砂漠を訪れる旅行者の多くは、ラクダに乗る体験をするために、ラクダツアーに参加します。このラクダツアー、果たして持続可能な観光アクティビティと言えるのでしょうか。

ラクダは長い間家畜化され、人間とともに働いてきました。それを考えるとラクダツアーがどのようにして生まれたかがわかるかもしれません。旅行で車で砂丘を横断する代わりに、ラクダに乗って横断するラクダツアー。この、ラクダツアーは持続可能なのでしょうか。それとも、良いことよりも悪いことの方が多いのでしょうか。

ラクダに乗れる国は数多くあり、その大半は中東とアフリカです。ラクダトレッキングを許可している場所の多くは、ラクダという動物に頼って生計を立てています。そういった場所では、ラクダは大切に扱われているのでしょうか。


「乗る」ということに関しては、ラクダはゾウに比べてかなり良い扱いを受けているようです。飼い主に従うために虐待を受けるゾウとは違い、ラクダはすでに家畜化され、長い年月を経ているからです。

動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)は、ラクダツアーやあらゆる動物の乗馬は残酷であるというスタンスをとってきました。しかし、それほど明確なものではないようです。ボーンフリー(born free)という別の慈善団体は、PETAの考えに同調することもあるようですが、ラクダに乗ることに関しては別の考えを示しています。ボーンフリーは、動物が虐待されたり、傷つけられたりせず、ラクダツアーが動物に苦痛を与えない限り、問題ないというスタンスをとっています。

旅行者としてできること

動物にとって安全で倫理的なラクダツアーに参加するためには、以下の点を確認する必要があります。

  • ラクダは餌と水を手に入れることができるか
  • ラクダは動物としての自然な行動をとることができるか、あるいはそのような行動をとると叱られないか
  • 体重不足や切り傷、擦り傷がなく、健康状態は良好か
  • 苦しい状況から保護されているか

答えがイエスなら、ラクダが倫理的に扱われているツアーと言えるでしょう。しかし、もし疑問があったり、何かおかしいと思うことがあれば、問題になるようなことに加担するのは避けた方が賢明です。


ラクダに乗るたびに、私たちが支払う体験料は地元経済にとどまり、環境保護や地元地域の安定に役立ちます。倫理的なラクダツアーは持続可能な観光アクティビティといえ、現地に貢献することができるでしょう。ラクダツアーであろうとなかろうと、自分の旅行を通して動物と一緒に過ごしたいのであれば、その動物の環境がそのアクティビティに適しているかどうかを常に確認し、倫理的に扱われ、無理な負荷をしいていないと判断した場合にのみ参加するようにしましょう。

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