リュックサック
Covid-19,  サステナブルなアクティビティ

遠くに行けないなら、地元を旅しよう

夏も近づいてきていつもだったら夏休みの予定を立てている頃ですよね。しかし、今年はCOVID-19の影響で遠出は難しそう。コロナ疲れでじっとしているのももう限界!旅行もできないなんてストレスが溜まる一方!という人もいるのではないでしょうか。

『旅行』というと遠く離れた場所にあるデスティネーションをイメージする人が多いと思います。

よく考えると、その遠く離れたデスティネーションは、そこに住んでいる誰かの地元。長距離の旅行をすることが不可能である今、外出できるような状況になったら、そこに行くために遠くまで旅行した人と同じくらい自分自身の地元を楽しんでみるのはいかがでしょうか?

意外と地元は駅と家の往復だけ、行くとしたらスーパーくらいという人もいるかもしれません。いつもだったら見ない外国人や外から来る人が見るような観光用のマップやガイドを見てみましょう。


歴史・文化・自然などの観点で特徴のある、もしくは重要な地域を訪れてみる、地元で作られた特産品、ご当地商品や手工芸品の購入を通じて地域に貢献するような旅は、「サステイナブルな旅」。これは、遠くに行く旅行でなくても、家の近くでできることではないでしょうか。旅行者が海外の持続可能性に貢献できるのと同じ方法で、地域社会に貢献することは可能なんです。

旅行に行きたいのに行けないと苦しんでいるのであれば、少し時間を取って地域のサステイナブルなアクティビティについて考えてみてください。近くに環境に影響の少ない見所はありますか?日帰りでピクニックをして自然を満喫できるようなところはありますか?または街の周辺にある地元の農場や手工芸品を作成・販売しているを訪問するにはどうすれば良いですか?こういった地元で行うアクティビティや買い物は地域社会に利益をもたらします。自分自身が住む地域のコミュニティの利益になるのであれば、巡り巡って自分にもメリットがあることになりますね!


少し考えてみて下さい。毎日のように通り過ぎる場所なのに入ったことのないところ、近所なのに行ったことのないところ、意外とあるのではないでしょうか。近い場所の方がいつでも行けると思って、なかなか行かないことも多いものです。「いつか行きたいな」と思ったことがあるなら、是非今こそ行ってみてください!

美しさを楽しむことができる、手付かずの自然が存在する場所は世界中に無数にあります。あれもこれもやらなければと気を散らさずに1日をゆっくり過ごし、自分が住んでいる地元の素敵なところをもっと評価してみましょう。聞こえてくる音に耳を傾け景色を眺めながら、観光客の気分で散策していると、新しい発見があるだけでなく、思い出に残るような出来事に巡り合うかもしれません。

ソーシャルメディアの遠くのデスティネーションの美しい写真やビデオに、行きたいのに行けない悔しさを感じたら、荷物をまとめて自転車に乗って、目の前の「旅先」へ旅行してみてください。

※お住まいの地域のCOVID-19に関する状況をよく確認し、外出できる状況になってからお試しください。しばらくは出かける時も三密を避け、他の人と2mの距離が取れるような目的地・ルートを選ぶと良いと思います。

では、良い1日を!


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