
サステナブルな旅に特化した
世界の旅行会社
サステナブルな旅行が主流になるにつれ、世界中で地球に優しい旅行に特化した旅行会社が増えてきています。世界にひとつだけの旅をしたい、地元の人とおしゃべりしたい、環境に優しい旅行を計画したい、そんなあなたにおすすめなのが、サステナブルな旅に特化した旅行会社。こういった旅行会社は、地域に利益を還元し、環境に配慮した運営をしているホテルやアクティビティ会社のネットワークを持っていて、サステナビリティを念頭に置いて素晴らしい体験ができるような旅を企画してくれます。
今回は、サステナブルな旅に特化した世界の旅行会社をご紹介します。
フェア・ボヤージュ
フェア・ボヤージュは、2018年に設立されたカーボンニュートラルなグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)認定の旅行系スタートアップ。スイスに拠点をおいている旅行会社ですが、世界中のサステナブルな旅行を企画しています。
現地のエキスパートが、一人一人に合った体験をチョイスし、オーダーメイド旅行を作ってくれるフェア・ボヤージュ。ツアー料金は、カーボンオフセットプログラムなど世界をより良い場所にするためにも使われます。
フェア・ボヤージュを運営するチームは、社会的企業のチームであり、持続可能な旅行体験を提供することをミッションとしています。企画する旅行に含まれるすべての体験において、サステナブルな運営をしているかどうか検証済みの責任あるサプライヤーを使用し、組織として旅行者のCO2と温室効果ガスのオフセットに取り組んでいます。
ベリー・ローカル・トリップ
2014年に設立されたベリー・ローカル・トリップは、世界中の本物の旅行体験に焦点を当てたフランス発の革新的なスタートアップ企業。コンセプトは、「観光客」ではなく「旅行者」であること、そして地域社会と持続的につながることに重点を置いています。
会社名の通り、とってもローカルな旅行を企画するため、現地の専門家と協力し現地のオーセンティックな体験を提供しているベリー・ローカル・トリップ。地元の文化や伝統を促進しながら、地元経済を支援することを重視しています。
例えばタイでは、コミュニケーション&開発ナレッジマネジメント研究センター (CCDKM)と連携し、社会的なインパクトを与えるための活動を行っています。CCDKMとベリー・ローカル・トリップの共通の目的は、農村地域が観光開発に参加できるようにし、個人が文化を含む地域コミュニティの価値を認識できるようにすること。このようなパートナーシップにより、ベリー・ローカル・トリップは現地のニーズを汲みながら組織のミッションを遂行しています。
ゴー・アスク・ア・ローカル
2021年創業のゴー・アスク・ア・ローカルは、米国を拠点とする革新的なスタートアップ。旅行者と旅先の地元の人々を直接つなげることを目指しています。
ゴー・アスク・ア・ローカルのプラットフォームでつながると、地元の人々は自分たちの専門知識を共有し、潜在的な旅行者ができるだけ本物の旅行を組み立てる手助けをする仕組み。地元の持続可能なハイキング、料理教室、環境に優しいツアーなど、地元のガイドがそれぞれの旅行者が旅行で探しているものにぴったり合う地元経営の企業を紹介してくれます。
ゴー・アスク・ア・ローカルのユニークなポイントは、町を訪れる観光客に関して、地域住民に発言権を与えているということ。地元の人々は、ゴー・アスク・ア・ローカルで働くことで、潜在的な観光客に自分の意見を伝えることができるのです。
この地元の人々と旅行者を繋ぐというアイデアは今まであまりなかったもので、中間業者を排除し、現地に直接雇用と観光を提供することで地域経済の強化に貢献することにも繋がっています。
サステナブルな旅行に特化した旅行会社は、旅行者と環境に優しい旅行や現地コミュニティに還元するようなオーセンティックな体験を結びつけることを核にしています。サステナブルな旅をしてみたいけれど、自分で企画するのはちょっと難しそう!という人は、サステナブルな旅行に特化した旅行会社に旅行を企画してもらってみてはいかがでしょうか?
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