本場フィンランドのサウナを体験しよう
サステナブルなアクティビティ,  ヨーロッパ

本場フィンランドのサウナを体験しよう

サウナの発祥地、フィンランド。日本でも流行っているので、馴染みのある人も多いかもしれません。サウナは断熱材と暖房が施された木造の部屋で、人々はその中に座って体を清め、リラックスすることができる場所。サウナで体を温めたら、次は冷たい湖に入るのがフィンランドの伝統的な入浴法です。フィンランド式サウナのメリットとしては、筋肉の弛緩、血圧の低下、副鼻腔のうっ血除去、体の解毒などが挙げられます。また、自然を身近に感じることができる最高の方法でもあるのです。 

フィンランドの公共サウナはどうして持続可能なの?

1112年に誕生した最古のサウナは、地面に穴を開けたものでした。現在では、薪や電気で温められることが多いフィンランドのサウナ。サウナ大国フィンランドの新しい公共サウナでは、環境への影響が少ないクリーンな電気を使って暖めるところもあります。伝統的な方法と同じように薪を使うことも可能ですが、環境に配慮するためには未処理の薪を使う必要があります。

フィンランドのサウナ文化はどうして世界に広まったの?

フィンランドの人口が約550万人であることを考えると、フィンランド国内だけで300万個のサウナがあると推定されています。その数2人に1つ以上!しかし、世界中の人々はフィンランドがサウナ文化を独り占めすることを望んでいません。フィンランドの伝統的なサウナが2020年にユネスコの「無形文化遺産」に登録されて以来、世界中でサウナを使って健康増進を図ろうとする人が増えています。2023年には、世界中に1,800万個のサウナがあると推定されています。


サウナ好きの人は、サウナの本場フィンランドのサウナ文化を体験したいと思い、フィンランドまで足を運ぶ人も少なくありません。そんなサウナ大好き!という皆さんに、今回はフィンランドのサステナブルな公共サウナをご紹介します。

ヘルネサーレン・ロイリー(ヘルシンキ)

ここは、持続可能であることを理由に森林管理協議会(Forest Stewardship Council)から認証を受けた最初のサウナ。廃材をサウナ内部の羽目板に変える企業と提携し、廃棄物をできる限り少なくしています。予約はこちらから。

ラジャポルッティ・サウナ(タンペレ)

このサウナはフィンランドの公共サウナの中で最も歴史が古く、ゲストが楽しめるように様々な体験が用意されています。このサウナが環境に優しいのは、電気を使ってフィンランドのサウナ文化を体験できるため、従来の薪ストーブだけのサウナよりも大気中に放出される炭素の量が少ないから。詳しくはこちら

ロンナ・サウナ(ロンナ島)

人気のロンナ・サウナは、自然素材だけで作られています。サウナ自体の建設に使われた木材さえも無処理のままなので、より環境にやさしいというわけ。暖房には古い木製のストーブを使うなど、フィンランドの伝統的なサウナスタイルも踏襲しています。予約はこちらから。


フィンランドのサウナ文化を知りたければ、どんな材料が使われているのか、どのように部屋を暖めているのか、その他にも持続可能な取り組みをしているのか、サウナについて調べてみましょう。そして、せっかくフィンランドを訪れるなら、サウナだけで終わらせるのはもったいない!サステナブルなフィンランド旅行を満喫して帰りましょう!

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