環境に配慮した世界のサマーフェスティバル
サステナビリティ

行ってみたい!
環境に配慮した
世界のサマーフェスティバル

夏はフェスティバルの季節!日本でも数多く開催されている夏フェス。世界中で開催されている野外音楽フェスティバルも同様に、人々が集まり、お気に入りのバンドの演奏を見たり、友人と楽しい食事や飲み物を楽しんだり、日頃のストレスを発散して思いっきり楽しい時間を過ごす機会となっています。近年、より持続可能であろうと努力しているフェスティバルも多いようです。中にはサステナブルなフェスティバルとして自ら宣伝しているお祭りも。 

今回は、2022年の夏に開催されるサステナビリティへの取り組みが素晴らしい世界のサマーフェスティバルをご紹介します。

バーニングマン(アメリカ)2022年8月28日~9月5日

バーニングマンは、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で毎年開催される夏フェス。このイベントは一風変わっていて、アート、自己表現、自立によるコミュニティーの構築に重点を置いています。このフェスティバルでは、最後に「ザ・マン」と呼ばれる巨大な木製の肖像画を燃やすという象徴的な形でクライマックスを迎えます。アートインスタレーション、DJ、交流の場などがあり、この夏、いつもと違う体験をしたい人にはもってこいのフェスティバルです。

そして、バーニングマンはこのイベントの設立理念の一つである「痕跡を残さない」ことで、世界最大級のイベントとなっています。フェスティバルの主催者は、2030年までにフェスティバルをカーボンニュートラルにすることを計画しており、参加者がすべての缶をリサイクルするためのリサイクルキャンプを主催し(もしくはボランティアで手伝う)、有機食品廃棄物のコンポストプログラムを運営しています。さらに、コンポストトイレも設置されており、バーニングマンでは様々なサステイナブルな取り組みを行っています。

スプレンダー・イン・ザ・グラス(オーストラリア)2022年7月22日~24日

スプレンダー・イン・ザ・グラスは、ニューサウスウェールズ州イェルガンにあるノースバイロンパークランドで毎年開催されるオーストラリアのサマーフェスティバル。 この音楽フェスティバルには、お気に入りのパフォーマーを見るためにオーストラリア全土から若者たちが集まります。 今年は、Gorillaz, The Strokes, and Tyler, The Creatorなどが出演予定。

この野外音楽フェスティバルは、持続可能性を次のレベルに引き上げるための取り組みを行っています。チケット購入時に「カーボンオフセット」というオプションがあり、ニューサウスウェールズ州の環境保護活動に寄付されます。 その他にも、車やタクシーを使わずに移動できるバスネットワークや再利用可能なカップ、水筒の使用奨励、廃棄物の削減努力など、環境に配慮した取り組みが行われています。

 ウィー・ラブ・グリーン(フランス)2022年6月2日、6月4日~6日開催

 ウィー・ラブ・グリーンは、国際的なアーティストを「愛の街」フランス・パリに招聘するマルチジャンルの野外音楽フェスティバル。この夏フェスは、素晴らしいラインナップのおかげで、ここ数年、フランスで非常に人気のあるフェスティバルになっています。 今年のヘッドライナーは、Gorillaz、Massive Attack、PNL、Phoenix、Angèleなど。

このフェスティバルは持続可能で、”We Love Green(私たちは緑を愛している)”を体現しています。例えば、エコトイレや紙の使用制限、食品堆肥化、グリーンライフワークショップ他、フェスティバル中はグリーンディスカッションを開催。さらに、フェスティバル全体の電力は、ソーラーパネルとリサイクル食用油で動く発電機でまかなわれています。

どれも行ってみたいフェスティバルばかりですね!夏フェスの季節は、ちょうど夏休みで長期休暇も取りやすい時期。ちょっと遠くまで足を運んで普段は行かないフェスティバルに行くのも面白いかもしれませんね。新鮮な空気の中で、好きな音楽を聞きながら楽しい時間を過ごすのは、言葉なんて関係ありません。最高です!今まで国内のフェスティバルしか体験したことのないという人も、海外のフェスティバルに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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