
グローバルな環境で自然を学ぶ!
子ども向け環境教育プログラム
これからの時代に生きる子どもたちには、小さい頃から地球環境について学んで欲しいと思う親御さんも増えています。学校の外で子どもに環境問題を学ぶ機会を与えるには、どのような方法があるでしょうか。
環境問題を探求し、問題解決に取り組み、継続的に学んでいくためには、ただ自然に触れるだけでなく、しっかりとオーガナイズされた環境教育プログラムに参加するというのも、ひとつの方法です。幼稚園児から対象としているものや、住んでいる地域に関係なく参加できるものもあります。
今回は、グローバルな環境で地球環境について学べる、世界の環境教育プログラムをご紹介します。
エコスクールズ(Eco-Schools)
エコスクールズは、若者が積極的に環境を守る機会を得ることで、環境への関心を高めることを目的としたプログラム。この環境教育プログラムを通じて、子どもたちは自分の学校の環境管理方針についても意見を述べることができるようになります。
このプログラムは、学習と体験を組み合わせて、子ども、教師、地域社会が一体となった参加型のアプローチで運営されています。エコスクールズのプロジェクトには、植物を中心とした生物多様性に焦点を当てたキャンペーン「ザ・グレート・プラント・ハント」や、地域社会におけるゴミの問題について学ぶ「リター・レス・キャンペーン」などがあります。
エコスクールズは世界中で行われている国際的なプログラム。興味のある方は、どこでプログラムが行われているかどうか、エコスクールズに直接お問い合わせください。
NEEF(アメリカ環境教育財団)
NEEFは、アメリカの環境保護団体。自然環境を体験し、学ぶ機会を提供しているNEEFでは、「GREENING STEM HUB!」というプログラムを企画しています。このプログラムでは、フォーマルとノンフォーマルのSTEM(科学, テクノロジー, エンジニアリング, 数学)教育を橋渡しして、自然環境の中での実世界の課題に焦点を当てています。
これまでに、グレート・スモーキー・マウンテン国立公園での酸性雨や大気汚染の影響についての調査や、サグアロ国立公園での未登録の小型肉食動物の発見など、様々な課題に取り組んできました。しかし、実はこのプログラム、米国内の学校や団体が実施するために企画されているもの。
アメリカに住んでいない人や、NEEFと提携している学校に行けない人には、NEEFのウェブサイトに、幼稚園児から高校生までの生徒を対象とした環境教育プログラムと同様の体験ができる無料のオンラインリソースが多数用意されています。
環境教育は、年齢に関係なく、誰もが学ぶべきもの。特に若いうちから環境教育を始めることは、環境を維持することの大切さを伝えるのに最適な方法です。環境教育プログラムに参加することで、子供や若者は、環境に優しいとはどういうことかを理解し、環境への害を減らすための行動を実践したり、周囲の人々に促すことができます。
これからの時代を生き抜く子どもたちに、グローバルな環境で、世界規模の自然環境問題を学ぶ機会を与えてみてはいかがでしょうか。
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