ダイビング
サステナブルなアクティビティ

持続可能なアクティビティ: ダイビング

ダイビングは、海中散歩ができる人気のアクティビティ。ライセンスが必要だったりとハードルが高いイメージがありますが、その別世界での体験にハマってしまう人も多いダイビング。そんなダイビングも、実は持続可能なアクティビティなんです。

ダイビングのメリット

持続可能なアクティビティとしてのダイビングには、健康やメンタル面で多くのメリットがあります。太陽の光と心地よい水の中で一日を過ごすという以外に、どんなメリットがあるか見てみましょう。

・ダイビングは水中であまり体を動かさないイメージがありますが、結構体力を消耗するアクティビティ。脂肪燃焼に効果があります。水中では運動抵抗が生まれ、そんな中で体をひねったり、全身で運動しているためです。また、規則正しくゆっくり行う呼吸も脂肪燃焼効果が高いと言われています。1日にビーチエントリーを2ダイブすると、約700カロリー消費するとのこと。

・水圧で血流もよくなります。新陳代謝もUPします。

・ダイビングで必要なゆっくりとした呼吸は、ストレスが軽減に繋がります。自分の呼吸の音だけが聞こえる水の中の世界で過ごす時間は、神秘的でリラックスできるひとときです。同時に水中では筋肉もリラックスします。

・海中の素晴らしい世界を探検した日は、なんとも言えない達成感を感じることができます。特に大物に出会えた日は大満足です。

・ダイビングをした日は、ぐっすりと安らかに眠ることができます。水中でどれだけのエネルギーが消費されているのか、実感がないかもしれませんが、かなり体力を消耗しているので夜はぐっすり眠ることができる可能性大です!

ダイビングは持続可能なアクティビティ?

ダイビングは、きちんとマナーを守って行えば、持続可能なアクティビティになり得ます。海の中の生物に触らない、ストレスを与える程近づかない。そして海を汚染することに繋がる化学物質が含まれた日焼け止めをつけて入らない、ということなどに気をつけてダイビンを行いしょう。

サンゴ礁にやさしい日焼け止めの重要性については、こちらをご覧ください。

旅を通じての学びはエコツーリズムの大事なポイントの一つ。持続可能であるためにはそのアクティビティを通じて自然について気づきがあったり、理解したりすることが重要です。ダイビングは海のアクティビティ。ダイビングインストラクターからその地域の海の生態系や環境について聞いたり、自分の目で見たりすることが間接的に将来の自分の自然に対する意識や行動につながっていきます。

自分も環境のために役にたちたい!という人は海の環境を守るだけでなく、海の環境の改善にも役立つサンゴの移植などの体験ができるダイビングツアーに参加するのもおすすめです。

エコツーリズム認証ダイビングツアーの一例

世界中でできるダイビングですが、中にはエコツーリズム認定を受けたダイビングツアーがあります。特に環境に配慮したツアーを行っていると認証されたツアーなので、信頼できる団体に認証を受けたツアーはおすすめ。

例えば、オーストラリアのABC Dive and Snorkelで、エコツーリズム・オーストラリアによって認定されています。 ABC Dive and Snorkelはケアンズの近く、ポートダグラスにあり、グレートバリアリーフの周辺でツアーを行っています。環境への影響を最小限に抑えるために、小さなグループでツアーをすることと、学びを重視している上、サンゴ礁の状態を定期的に監視・報告する「Eyes on the reef」プログラムにも参加しています。

持続可能なアクティビティとしてのダイビングは沿岸の地域コミュニティにもメリット

エコツーリズムの一環としてダイビングをする場合、エコツーリズムの主要な点の1つである、「旅で落とされたお金が小規模な現地コミュニティにも利益をもたらすこと」にも注意してみてください。ダイビングの場合、ツアー料金がその海洋エリアの保護活動に使われたり、地域コミュニティのために使われたりします。環境保護のポリシーを持って運営しているダイビングのツアー会社のツアーに参加することは、自分が間接的に環境保護に貢献していることになります。

健康にもいい持続可能なアクティビティである、ダイビング。次の旅行では環境に優しい取り組みをしている会社のダイビングツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

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