
環境に優しい旅で
忘れられない旅行を!
カンボジアへ行ってみませんか?
カンボジアは歴史と文化に満ちた東南アジアの国。
美しい田園風景、ターコイズブルーのビーチ、ユニークな野生生物、美しい夕日、歴史的な寺院など、魅力的なもので溢れています。
そんな豊富な自然が魅力のカンボジア。自然を守りながら観光を推進するエコツーリズムの取り組みも、盛んに行われています。
カンボジアには、クメールの民族文化やその歴史、食べ物、そして現地でしか見ることのできないユニークな動植物について学ぶことができるエコツアーがたくさんあります。
カンボジアのエコツーリズム
国土の20%以上が政府の保護下にあり、7つの国立公園、3つのユネスコ世界遺産があるカンボジア。
カンボジアの環境省は天然資源の保全効率を向上させ、一部の州でエコツーリズムを活用して非木材生産物をプロモーションするため、世界銀行とカンボジア・サステナブル・ランドスケープ・アンド・エコツーリズム・プロジェクト(CSLEP)に取り組んでいます。
また、カンボジア野生生物保護協会(WCSカンボジア)もカンボジアの自然を守るプロジェクトを実施。地元の人々とカンボジア環境省の協力によるこのプロジェクトは、地元の雇用を促進し、天然資源の保護を強化することを目指しています。 2020年7月以来、カンボジアの村人たちは竹を使ってグラス、ティーポット、ティッシュボックスなどの日用品やお土産を作り、旅行者や地元のコミュニティに販売しています。
カンボジアのエコツーリズムイニシアチブ
豊かなマングローブが美しいカンポット村。この村では、トラピアン・サンカエ・コミュニティベース・エコツーリズム・イニシアチブという取り組みが行われており、マングローブ保護しながら、それを観光活かしたエコツーリズムを推進しています。
2009年、村人たちはカンボジア政府に支援を求め、2011年には、393ヘクタールの敷地で1,200本のマングローブの木を栽培。この地域の漁業コミュニティの改善にも尽力しています。
この取り組みの目標は、水中生物の避難所としてマングローブを機能させること。村を訪れる旅行者も、豊かな動植物を観察しながらマングローブの植樹活動に参加することができます。
また、カヤック、地元の漁師との日帰り旅行、民家でのホームステイなど、さまざまな活動を展開。 これらのエコツーリズムで得られた利益は、全てコミュニティに寄付されます。
もう1つは、東南アジア最大の熱帯雨林(カルダモン山脈)の真ん中に位置するチファットのイニシアチブ。カンボジアで最初の地域コミュニティに根ざしたエコツーリズムの取り組みの1つで、 NGOワイルドライフ・アライアンスと地元の人々は、文化に基づいた体験を提供するために、ホームステイをおこなっています。
以前密猟者だった人々は訓練を受け、森林の再活性化を支援する観光ガイドとして活躍。旅行者を地元の滝や村に連れて行き、野生生物の探索を手助けしています。
このイニシアチブに参加を希望する旅行者は、NGOワイルドライフ・アライアンスを通じて経済的に支援するか、ホームステイで長期滞在し、文化を学びながらコミュニティの仕事(料理や家の設計・建設、庭作り、企画など)にボランティアすることで、プロジェクトに貢献することができます。
カンボジアのユニークなエコツアー
カンボジアの北東部、モンドルキリの真ん中で活動するカンボジア・エレファント・バレー・プロジェクト(別名「エレファント・ライブリフッド・イニシアティブ・エンバロンメント」)。現地NGOによって実施されているこの象の保護に焦点を当てたプロジェクトは、象についてもっと知りたい旅行者におすすめ。
象への虐待の影響について学びながら、自然の中で象を見ることができます。
地元のコミュニティの生活を改善し、新しい職を生み出しているカンボジアのエコツーリズム。私たちも旅行を楽しみながら、カンボジアの自然を守り、森林伐採や密猟を止めることに貢献できるなんて素敵ですよね。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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