
ミステリアスな魅力溢れる
ネパールに旅行すべき5つの理由
ネパールは文化と自然が豊かな国で、ヒマラヤ山脈等、世界的にもトレッキングで有名です。ネパールは、世界で最もたくさんの人が訪れたアドベンチャー向け観光地の1つであると言われています。一方で世界的に珍しいものも多く、ミステリアスな雰囲気もある国、ネパール。首都であるカトマンズは、旅行ガイドブックLonely Planetに、第5位の旅行先としてランクインしています。ネパールへの旅行は一生ものの旅になるかもしれません。
人口は約3千万人で、147,181Km平方メートルの広さであり、世界で最も高い10の山があります。有名なヒマラヤ山脈以外にも、雪男イエティや非常に短い滑走路で世界で最も危険な空港の1つと言われるテンジン・ヒラリー空港等、世界的に注目されるユニークな特徴のあるネパール。
今回は、そんな興味深い国、ネパールに旅行する5つの理由をご紹介します!
1. サステイナブルな取組み
ネパールには、カトマンズの谷、サガルマータ国立公園、ロイヤル・チトワン国立公園、仏陀生誕の地であるルンビニの4つのユネスコ世界遺産があります。ユネスコの世界遺産は、世界的に重要な文化・自然遺産であると共に、それらがある地域に保全の責任が課されます。つまり、ネパールにはこの4つの世界遺産を適切に保全し、関連する研究活動をサポートする責任があるということ。ユネスコ世界遺産センターによると、世界遺産は国連の持続可能な開発目標であるSDGsの1つ、人間の安全、避難所、水、食料へのアクセスなどの基本的なニーズを提供し、貧困を緩和し、不平等を減らすという目標に貢献しています。
ネパール政府は野生生物保護区付近のコミュニティに観光収入の約50%を還元するそう。地元住民だけでなく貧困層のコミュニティも観光業に参加できるような制度や仕組みを整え、ネパールが受け入れる旅行客数を増やそうとしているようです。
また、持続可能な戦略としてネパール政府は地方コミュニティーの参加を促すティーツーリズム、『お茶の観光』を推進しています。茶葉の生産が盛んなネパールでは、茶葉の生産地が観光を産業として収入を得られるように地方レベルに権限を移譲し、小さなコミュニティの人々がより観光に携わるようになったということです。現在ネパールでは10県の農家がお茶の栽培をしており、オーガニックティーに興味のある旅行者がこれらの地域を訪れています。
ネパールで、歴史や自然にどっぷりと入り込める世界遺産を訪れ、地元の特産品を味わうローカルな旅をして独特の文化を味わいましょう。
2. 珍しい発見
ネパールではネパールでしか見られない珍しいものが沢山あります。例えば、ヤルサガンバやキャタピラー菌、とげのあるバブラー鳥、黒リスや幻覚性蜂蜜などなど・・・。
日本では冬虫夏草と呼ばれるヤルサガンバ。ネパールの毛虫に生育する菌類で、漢方薬に使用されている商品でとても高価です。残念ながら、収穫過多のため、現在は絶滅の危機に瀕しています。
スパイニーバブラーはネパールでしか見られないトゲのある鳥です。このユニークな鳥は、ガディというエリアのChepang村に生息しています。この森には、絶滅危惧種の黒リスも生息しており、この地域は重要な鳥類と生物多様性地域という意味でIBAエリアと呼ばれるエリアの一つ。ネパールには合計38のIBAがあります。ネパールのユニークな鳥類を見に、IBAエリアのエコツアーに参加してみてください。
アピスドルサタラボリオサというヒマラヤに生息する世界最大のミツバチ。このハチが作る蜂蜜は、薬用目的と幻覚特性のために使用され、「狂った蜂蜜」とも呼ばれています。この巨大なヒマラヤミツバチは、シャクナゲの木の花から蜜を消費することにより、この蜂蜜の変化を生み出しており、シャクナゲの毒性から来ていると言われています。
ネパールには、不思議な植物や生物がいるんですね。なんともミステリアスです。
3. 壮大な大自然とアクティビティ
ネパールは大自然と自然の中でのアクティビティが豊富!自然好き、アクティブな人にぴったりです。中でも、トレッキングはネパールで非常に人気があり、ネパールで最も人気のあるアウトドアアクティビティと言われています。中級のトレッキングから、非常に高度で長期にわたるトレッキングツアー、ロッククライミング、まで、あらゆるレベルのトレッキングを見つけることができます。
登山観光客によるゴミ問題が深刻になっているため、適切にマークされたゴミ箱が見つかるまで、ゴミを持ち歩いてくださいね。「とるのは写真だけ、残すのは足跡だけ」ということを忘れないでください。
また、カヤックやリバーラフティングも人気のアクティビティです。例えば、ポカラには美しい湖があり、カヤックなどを簡単に楽しむことができます。
4. イエティ
ネパールでは、雪男イエティが目撃されています。ネパール政府は1950年代にイエティ狩猟遠征のための規制を発行しているようです。旅行者がネパール旅行中にイエティを探す予定がある場合は、事前にこれらの規則を読むことをお勧めします。

5. ユニークなイベント
ネパールでいろいろなイベントが開催されています。ネパール観光局は、ウェブサイトでいろいろなイベント情報を掲載しており、日本語のページもあるのでネパールへの旅行を検討する際は是非確認してみてください。
たくさんのフェスティバルも開催されているので、旅行予定期間に面白いお祭りが開催されていないか、もしくはお祭りに合わせて旅行を企画してみてください。
ネパールで開催されるユニークなお祭りの1つは、ワールド・タントラ・ヨガフェスティバルがあります。ヨガ好きにはたまりませんね。ネパールはヨガが盛んなので、このフェスティバルに旅程が合わない場合でも、現地のヨガクラスやアーユルヴェーダを体験してみましょう。
さらん、ネパールならではとも言えるのが、エベレストマラソンです。毎年5月に世界最高峰の山々でマラソン大会が開催されます。ルクラからスタートし、山でトレッキングしたのち、サガルマータ国立公園、ナムチェバザール、パンボチェ修道院、テンボチェ修道院を通りエベレストベースキャンプに向かいます。詳細はネパール政府観光局のウェブサイトをご覧ください。
*コロナウイルスの影響で多くの国へ規制が出ているため、これからネパールへの旅行を計画する場合は、外務省や各国の入国管理関連のウェブサイトを確認し、必要があればネパール観光局に連絡してみてください。
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