
冒険に出かけよう!
中南米の5つのおすすめエコツアー
中南米は、一味違う旅行を探している旅行者に人気のエリア。中南米といってもそれぞれの国に多様な景観と文化があるため、どこに行くかによって体験できる内容は全く違うものになります。ジャングルなどの大自然、ピラミッドなどの遺跡、コロ二アルな街並みに先住民文化。見どころ豊富な中南米で現地の人によって運営されるエコツアーは、地域社会への貢献や自然環境の保護に役立っています。経験豊富な地元のガイドやレンジャーと一緒に旅をすれば、自分だけの力で旅するよりも現地の歴史や文化、自然についてより深い学びを得ることができるはず。
今回は、そんな中南米ならではの特別な体験ができるおすすめのエコツアーをご紹介します。
インカトレイルのハイキング
マチュピチュは多くの人にとって一生に一度訪れたい場所。クスコからツアーに参加して電車とバスを利用して訪れる方法が王道ですが、おすすめなのがインカトレイルをハイキングしてマチュピチュに辿り着く方法。インカトレイルはインカ帝国時代に作られた道路網で、3泊4日でマチュピチュに辿り着くツアーが一般的です。インカトレイルのハイキングはレベルが高くしっかりとした準備が必要ですが、歴史あるルートをたどり到達するマチュピチュの景色は一生もの!
インカトレイルハイキングのエコツアーを実践しているのがエボリューション・トレック・ペルー。地元のペルーの女性をサポートしており、マチュピチュの女性専用ツアーも提供しています。ペルーで最初に女性ポーターとインカトレイルのツアーガイドを雇ったというこのツアー会社は、チームメンバー全員が応急処置の訓練を受けていて、多くのスタッフがNOLSを認定された応急処置レスポンダーとしての資格を持っているので安心です。
コスタリカのジャングルアドベンチャー
コスタリカは中南米で最も人気のあるデスティネーションの1つ。特にアメリカ人にはメキシコに次ぐ人気の旅先です。国土の4分の1が保護区に指定されているコスタリカはエコツーリズムの先進国。エコツアーに参加して現地のレンジャーとジャングルを探検すれば、コスタリカの珍しい野生動物や植物、野鳥や昆虫などを発見できるかも。コスタリカに行ったら国立公園や自然保護区を訪れて、地域の野生生物の専門家や研究者と交流したり、ナマケモノの救助に貢献できるプログラムに参加するのもおすすめ。例えば、ウルティメイト・ワイルドライフ・アドベンチャーはエコツアーを通じて自然保護やその研究をサポートしている上、Carbon Fundと提携して旅行の二酸化炭素排出量を相殺する取り組みを行っています。
リビエラマヤを探索
自然に浸るのが大好きで、いつもと違う旅行をしたい人におすすめなのがメキシコのリビエラマヤ。セーフトラベルの認定を取得しているメキシコ・カン・ツアーズは、ゴミを出さないゼロウェイストのエコツアーで、影響を少なくするため小人数のグループの旅行を企画しています。シアンカアン生物圏やマヤの寺院、洞窟に水が流れる神秘的なセノーテなど、リビエラマヤならではの場所を訪れながら、地域経済や自然保護をサポートしてみませんか。
コロンビアでのハイキング
コロンビアのヌキは、ボゴタやカルタヘナ、メデジンに滞在する旅行者に見落とされがちなデスティネーション。このエリアのエコツアーを企画しているケテカでは、例えば4日間のツアーで、この地域のアフリカ系コロンビア人コミュニティを訪れ独特の文化に浸ることができます。これらのエコツアーは地元のコミュニティによって企画・運営されており、地域経済と教育プロジェクトに貢献しています。
環境に配慮したパタゴニア
パタゴニアはその絶景とユニークな滞在ができることで知られています。そんなパタゴニアでエコツアーを提供しているブルーグリーンアドベンチャーズ。彼らは、この地域の地元の観光と開発に不可欠な滞在型の宿泊施設を使用した地域で最初の企業でした。ツアーで滞在する宿泊施設は現地の家族経営で、地元コミュニティをサポートしています。ブルーグリーンアドベンチャーズは、Green Globe認定に向けて取り組んでおり、優れた環境と社会への取り組みをすすめています。
今回ご紹介した中南米ならではのエキサイティングなエコツアー。地球の反対側まで行く価値ありの体験ができるものばかりです。一生に一度の忘れられない思い出が得られるだけでなく、世界を知ることで自分の成長にも繋がりそうですね。
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